特許
J-GLOBAL ID:200903025647509000
移動目標指示装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
鈴江 武彦 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-004675
公開番号(公開出願番号):特開平10-197627
出願日: 1997年01月14日
公開日(公表日): 1998年07月31日
要約:
【要約】【課題】 クラッタによるドップラ周波数を抑制して高い精度で移動目標を検出することが可能な移動目標指示装置を提供する。【解決手段】 MTI出力監視回路11は、MTI処理が施されたディジタルI信号、Q信号よりドップラ周波数fd と速度標準偏差σとを算出し、この算出結果は受信時のアンテナ角度AZ、目標までの距離RNGに対応させてターゲット情報記憶回路12に記録される。ターゲット情報処理回路10は、現在のアンテナ角度AZおよび目標距離RNGに対応するドップラ周波数fd 、速度標準偏差σを読み出し、この読み出したデータとパルスペア処理回路8で求めたドップラ周波数fd0と速度標準偏差σ0 と平均化する。そして、この平均化結果に基づいてフィルタ係数発生回路13が、MTI回路9のフィルタ係数をクラッタによるドップラ周波数成分を消去するような値に設定するようにしたものである。
請求項(抜粋):
レーダ装置の受信信号に含まれる固定目標からの反射波成分を抑制し、移動目標の反射波成分を検出する移動目標指示装置において、前記受信信号に所定周波数の第1の局部発振信号を混合したのちディジタル変換し、ディジタルI信号として出力する第1の信号変換手段と、前記受信信号に、前記第1の局部発振信号と同じ周波数でなおかつ所定の位相差を有する第2の局部発振信号を混合したのちディジタル変換し、ディジタルQ信号として出力する第2の信号変換手段と、前記ディジタルI信号および前記ディジタルQ信号に含まれるドップラ周波数をそれぞれ抑制するMTI処理を施すもので、制御信号に応じて前記ドップラ周波数を抑制する特性が可変可能なMTI処理手段と、前記ディジタルI信号と前記ディジタルQ信号とを用いてパルスペア処理を行ない、移動目標のドップラ周波数と速度標準偏差とを求めるパルスペア処理手段と、このパルスペア処理手段で求めた移動目標のドップラ周波数と速度標準偏差とから固定目標によって生じたドップラ周波数を求め、この周波数を抑制するような特性を前記制御信号を通じて前記MTI処理手段に設定するMTI特性制御手段とを具備することを特徴とする移動目標指示装置。
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