特許
J-GLOBAL ID:200903025656007557

エンジンオイルの劣化判定装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 富士弥 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-069639
公開番号(公開出願番号):特開平11-270787
出願日: 1998年03月19日
公開日(公表日): 1999年10月05日
要約:
【要約】【課題】 エンジンオイルの劣化判定をオイルの不溶解分濃度の変化によって行うにあたり、パラメータとなるオイルの電気抵抗値に測定時の温度が影響しないようにする。【解決手段】 抵抗値補正回路4に予め設定されたオイルの温度-抵抗特性から、実測電気抵抗値をその都度予め定められている特定の基準温度での電気抵抗値に補正する。オイル初期使用時間での抵抗値の初期増加量を求め、予め設定された抵抗-不溶解分濃度特性から、初期使用時間に対応する不溶解分濃度を演算回路5で算出する。初期使用時間とそれに対応する不溶解分濃度との関係から、予め設定された不溶解分濃度の許容上限値に対応するオイル使用可能時間の限界値を推定回路6で推定し、限界値に達したときに判定回路7が警報ランプ8を点灯させてオイル劣化の警報を発する。
請求項(抜粋):
エンジンオイル中に浸漬されて経時的な不溶解分濃度の増加によるエンジンオイルの劣化度合を二つの電極間の電気抵抗値として検出するオイルセンサと、エンジンオイル中に浸漬されてそのエンジンオイルの温度を検出する温度センサと、エンジンオイルの温度と電気抵抗値との関係が予め設定されていて、この温度と電気抵抗値との関係から、前記オイルセンサによって検出された実測電気抵抗値をその都度予め定められている特定の基準温度での電気抵抗値になるように補正する抵抗値補正手段と、エンジンオイルの使用を開始してから所定時間が経過するまでの初期使用時間での電気抵抗値の初期増加量を求め、この初期使用時間と初期増加量との関係と、予め設定しておいた電気抵抗値とエンジンオイル中の不溶解分濃度との関係から、前記初期使用時間経過時の不溶解分濃度を算出する演算手段と、エンジンオイルの使用時間と不溶解分濃度との関係を比例的とみなしたとき、前記初期使用時間経過時とそれに対応する不溶解分濃度との関係から、予め設定された不溶解分濃度の許容上限値に対応するエンジンオイル使用可能時間の限界値を推定する推定手段と、前記エンジンオイルの使用時間がその限界値に達したかどうかを監視して限界値に達したときに所定の警報手段を作動させてエンジンオイルの劣化の警報を発する判定手段と、を備えていることを特徴とするエンジンオイルの劣化判定装置。
IPC (3件):
F16N 29/00 ,  F01M 11/10 ,  G01N 27/06
FI (3件):
F16N 29/00 D ,  F01M 11/10 B ,  G01N 27/06 Z

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