特許
J-GLOBAL ID:200903025663361234

積層型蒸発器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊藤 洋二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-327142
公開番号(公開出願番号):特開平10-170098
出願日: 1996年12月06日
公開日(公表日): 1998年06月26日
要約:
【要約】【課題】 積層型蒸発器を通過した空気の温度を均一化する。【解決手段】 上タンク34a、34b、冷媒流路群31a、31b、および、下タンク35a、35bを備えた風上側熱交換部3a、3bと、上タンク24a、24b、冷媒流路群21a、21b、および、下タンク25a、25bを備えた風下側熱交換部2a、2bとを、空気流れの前後に重ねて配置し、上タンク34aおよび上タンク24aの左端部に、この蒸発器の冷媒入口部および冷媒出口部を設ける。この冷媒入口部から流入する冷媒は、上タンク34a内部に設けた円筒部材9を通って上タンク34aの右端部内部へ流出される。また、上タンク34bの左端部と上タンク24bの左端部とが連通部10にて連通される。よって、冷媒流路群31a、31bと冷媒流路群21a、21bとに関して、液冷媒が流入しやすい部位としにくい部位とを前後方向に重ねることができる。
請求項(抜粋):
上下方向に気液二相状態の冷媒が流れる複数の第1冷媒流路(31a、31b、31c、31)を左右方向に積層配置し、これら第1冷媒流路の上方、下方に設けた第1上タンク(34a、34b、34c、34)、第1下タンク(35a、35b、35c、34)により、前記複数の第1冷媒流路を連通するようにした第1熱交換部(3a、3b、3c、3)と、上下方向に気液二相状態の冷媒が流れる複数の第2冷媒流路(21a、21b、21c、21)を左右方向に積層配置し、これら第2冷媒流路の上方、下方に設けた第2上タンク(24a、24b、24c、24)、第2下タンク(25a、25b、25c、25)により、前記複数の第2冷媒流路を連通するようにした第2熱交換部(2a、2b、2c、2)とを備え、前記第1熱交換部と前記第2熱交換部とを、被冷却流体の流れ方向に前後に重ねて配置し、前記第1熱交換部の冷媒入口部(321a)を前記第1上タンクの左右方向一端部に形成し、前記第1熱交換部の冷媒出口部を前記第1下タンクの左右方向他端部に形成し、前記第2熱交換部の冷媒入口部を前記第2下タンクの左右方向他端部に形成し、前記第2熱交換部の冷媒出口部(221a)を前記第2上タンクの左右方向一端部に形成し、前記第1上タンクの内部に、前記左右方向に延びる筒部材(9)を設け、この筒部材の左右方向一端部を,前記第1熱交換部の前記冷媒入口部(321a)に連通させるとともに、この冷媒入口部からの冷媒を、前記筒部材を通して、前記第1上タンク内部の左右方向他端部近傍に流出させることを特徴とする積層型蒸発器。

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