特許
J-GLOBAL ID:200903025678903467

内燃機関のバルブタイミング制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 富士弥 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-138158
公開番号(公開出願番号):特開2000-328907
出願日: 1999年05月19日
公開日(公表日): 2000年11月28日
要約:
【要約】【課題】 油圧室からプランジャ内へのエアの吸い込みを確実に防止し、バルブタイミングの制御応答性をより一層向上させる。【解決手段】 カムシャフトに結合したベーン体4にプランジャ14を摺動自在に取り付け、進角側回動制御時に、進角側油圧室27の上流側通路に分岐形成された油圧供給通路59を通してプランジャ14内の圧力室47に高圧の作動油を導入する。これにより、プランジャ14の先端部をハウジング2の内面に押接する。プランジャ14内の油圧導入部にはチェック弁48を設け、プランジャ14の後退変位を内部の油圧によって阻止する。このとき得られるプランジャ14の突張力によって機関弁からのトルク反力によるベーン体4の戻りを規制する。プランジャ14内には進角側油圧室27を通して作動油を導入しないため、油圧室27で発生したエアはプランジャ14内には吸い込まれなくなる。
請求項(抜粋):
機関のクランクシャフトによって回転駆動する駆動回転体と、外周に機関弁を作動させるための駆動カムを有する一方で前記駆動回転体が必要に応じて相対回動できるように組み付けられ、前記駆動回転体から動力を伝達されて従動回転するカムシャフトと、このカムシャフトと前記駆動回転体のうちの一方側に固定されると共に回転中心部から径方向外側に放射状に延出する少なくとも一つの羽根部を有するベーン体と、前記カムシャフトと駆動回転体のうちの他方側に固定されると共に内周面に前記ベーン体の回転中心方向に延出する複数の隔壁部を有し、この複数の隔壁部が前記ベーン体の各羽根部の回転方向両側に進角側油圧室及び遅角側油圧室を形成する筒状部材と、前記進角側油圧室と遅角側油圧室に相対的に油圧を吸排して前記ベーン体を筒状部材に対して正逆回転させる油圧回路と、前記ベーン体と筒状部材のいずれか一方側に摺動自在に取り付けられ、ベーン体を筒状部材に対して正逆回転制御する際に、ベーン体の回動に追従して伸び作動して内部に高圧の作動油を導入する一方で先端部をベーン体と筒状部材の他方側に押接することで機関弁からのトルク反力によるベーン体の戻りを規制するプランジャと、前記ベーン体のプランジャを縮み作動させる方向の回動時にプランジャ内の作動油を排出する排出手段と、を備えた内燃機関のバルブタイミング制御装置において、前記プランジャ内に作動油を供給する油圧供給通路を、前記進角側油圧室や遅角側油圧室を介さない通路としたことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
Fターム (21件):
3G016AA06 ,  3G016AA19 ,  3G016BA23 ,  3G016CA05 ,  3G016CA13 ,  3G016CA15 ,  3G016CA17 ,  3G016CA24 ,  3G016CA27 ,  3G016CA30 ,  3G016CA33 ,  3G016CA36 ,  3G016CA40 ,  3G016CA48 ,  3G016CA51 ,  3G016CA52 ,  3G016CA59 ,  3G016DA06 ,  3G016DA22 ,  3G016EA02 ,  3G016GA00

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