特許
J-GLOBAL ID:200903025724198340
自動分析実施方法および装置
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
川口 義雄 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-506041
公開番号(公開出願番号):特表2002-503333
出願日: 1997年06月26日
公開日(公表日): 2002年01月29日
要約:
【要約】全血サンプル中の細胞を区別および識別する自動的方法が提供される。方法の一つにおいて、全血サンプルが提供される。全血サンプルについて行われる一またはそれ以上の試験を選択する。全血サンプルについて行われる試験を関連付ける。全血サンプルについて従来の血液学的分析および蛍光サイトメトリー分析を自動的に行う自動装置システム内に、所定量の全血サンプルを吸引する。第1の量の全血サンプルを、少なくとも一つのサンプル受け入れ容器に分配する。第1の量の全血サンプルを、蛍光試薬と混合する。蛍光試薬と混合された第1の量の全血サンプルを希釈し、フロートランスデューサーシステムを通して輸送する。フロートランスデューサーシステムは、蛍光試薬と混合された第1の量の全血サンプルから多角光散乱および蛍光を検出し、サンプル中の血小板もしくは凝集血小板または両者を計数および識別する。全血サンプルについて行われた一またはそれ以上の試験についての検出および識別データを記憶する。全血サンプルについて行われた一またはそれ以上の試験の結果を、要すれば定量的に報告する。装置システムは、細胞を全血サンプルまたはその一部から物理的に分離することなく全ての工程を自動的に行い、従来の血液学的分析の結果は、少なくとも蛍光サイトメトリー試験の結果の報告の際に利用することができる。
請求項(抜粋):
(a)全血サンプルを提供する工程;(b)全血サンプルについて行われる二またはそれ以上の一連の試験を選択し、全血サンプルについて行われる試験を関連付ける工程;(c)第1の量の全血サンプルを、全血サンプルについて従来の血液学的分析と蛍光サイトメトリー分析を行うことのできる自動装置システム内に吸引する工程;(d)装置が、少なくとも3つのサンプル受け入れ容器内に全血サンプルのアリコートを分配する工程;(e)装置が、第1のアリコートの全血サンプルを希釈試薬で希釈する工程;(f)装置が、第2のアリコートの全血サンプルを溶解試薬で溶解する工程;(g)装置が、第3のアリコートの全血サンプルを蛍光試薬と混合する工程;(h)装置が、第1のアリコートの希釈全血サンプルをフロートランスデューサーを通して輸送する工程;(i)装置のフロートランスデューサーが、第1のアリコートの希釈全血サンプル中の赤血球および血小板を検出および計数する工程;(j)装置が、第2のアリコートの溶解全血サンプルをフロートランスデューサーシステムを通して輸送する工程;(k)フロートランスデューサーシステムが、第2のアリコートの溶解全血サンプルから多角光散乱を検出し、第2のアリコートの全血サンプル中の白血球を計数および識別する工程;(l)フロートランスデューサーシステムが、第2のアリコートの溶解全血サンプルまたは第1のアリコートの希釈全血サンプルからの多角光散乱および蛍光を検出し、その中の有核赤血球もしくは網状赤血球または両者を計数および識別する工程;(m)装置が、第3のアリコートの全血サンプルをフロートランスデューサーシステムを通して輸送する工程;(n)フロートランスデューサーシステムが、第3のアリコートの全血サンプルからの多角光散乱および蛍光を検出し、その中の血小板もしくは凝集血小板または両者を計数および識別する工程;(o)装置が、全血サンプルについて行われる複数試験についてのデータを貯蔵、検出および識別する工程;(p)装置が、全血サンプルについて行われる複数試験の各々の結果を、必要ならば定量的に報告する工程;を含んでなる、全血サンプル中の細胞を区別および識別する自動的方法であって、 ここで、装置システムは、細胞を全血サンプルまたはそのアリコートから物理的に分離することなく全ての工程を自動的に行い、従来法の血液学的分析の結果は、少なくとも蛍光サイトメトリー試験の結果の報告において利用することができる方法。
IPC (2件):
FI (2件):
G01N 15/14 G
, G01N 33/536 D
引用特許:
審査官引用 (2件)
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血液分析装置
公報種別:公開公報
出願番号:特願平4-129026
出願人:株式会社日立製作所
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多元的細胞識別分析法
公報種別:公開公報
出願番号:特願平5-008492
出願人:ベクトン・ディッキンソン・アンド・カンパニー
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