特許
J-GLOBAL ID:200903025730566407
携帯用機械時計の手巻ゼンマイ構造
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
梶原 康稔 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-293641
公開番号(公開出願番号):特開平9-113637
出願日: 1995年10月16日
公開日(公表日): 1997年05月02日
要約:
【要約】【課題】 巻締め状態を感覚的に明瞭に感知して過剰なエネルギーを加える可能性を低減するとともに、部品の破損を防止する。【解決手段】 巻締め状態で使用者が更にリュウズを回転させると、スリッピングアタッチメント38で押し付けているゼンマイ外周部30Aが香箱12の内壁12Bに対して摺動しようとする。しかし、香箱内壁12Bとのすべりトルクが大きく設定されているため、かかる摺動が阻害され、これがリュウズの回転に伝達されて使用者に作用し、使用者は感覚的にゼンマイの巻締め状態を感知する。更に強い力でリュウズを回転させると、回転力がゼンマイ外周部30Aと香箱内壁12Bとの間のすべりトルクに優るようになり、ゼンマイ外周部30Aが矢印F2のように摺動する。これにより過剰なエネルギーが開放され、部品の破損が防止される。
請求項(抜粋):
香箱;この香箱に回転可能に設けられた香箱真;香箱真の回転によって巻回される手巻用のゼンマイ;前記ゼンマイの外側端に設けられており、ゼンマイを前記香箱内に収納したときに、前記ゼンマイ外周部を前記香箱内壁に摺動可能に押し付けるスリッピングアタッチメント;を備え、前記香箱内壁に対するゼンマイ外周部のすべりトルクを、前記ゼンマイの出力トルクの1.5倍以上に設定したことを特徴とする携帯用機械時計の手巻ゼンマイ構造。
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