特許
J-GLOBAL ID:200903025825995208

インバータ装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-324083
公開番号(公開出願番号):特開平9-149657
出願日: 1995年11月17日
公開日(公表日): 1997年06月06日
要約:
【要約】【課題】3レベルインバータの中性点端子の電圧の直流的な変動が発生した場合、中性点端子の電圧を直流電圧電源のちょうど半分の電圧に引き戻す制御をするインバータ装置を提供するものである。【解決手段】微小サンプル時間の平均電圧が瞬時電圧指令値と等価となるように、パルス幅変調を行なう3相3値レベルインバータにおいて、中性点電圧の値に応じてパルス出力を開始するタイミングを調整するよう構成したもの。
請求項(抜粋):
直流電圧電源の両端電圧と該直流電圧電源に直列接続された二つのコンデンサの接続点の中性点電圧とを有する直流電源回路と、直列接続された第1から第4の4つのスイッチング素子が前記直流電源回路の電源両端子に接続され、且つ第2及び第3のスイッチング素子の相互の接続点を出力端子に接続し,更にこれら第2と第3のスイッチング素子には相互の接続点が前記直流電源回路の中性点電圧に接続された2つの直列接続ダイオードが逆並列接続されることにより構成された単位インバータをU相、V相、W相の3組設けたブリッジ形インバータ回路とを備えると共に、前記単位インバータにおける第1と第3のスイッチング素子、第2と第4のスイッチング素子は相互に共役的に動作するインバータ装置において、インバータ出力の半周期以内の微小サンプル時間(Ts)毎の出力電圧指令値(Vu *、Vv *、Vw *)を演算する第1の演算手段と、前記出力電圧指令値(Vu *、Vv *、Vw *)より前記微小サンプル時間内に各相単位インバータの第1のスイッチング素子、または第4のスイッチング素子をONすることを決める決定手段と、前記それぞれのスイッチング素子がOFFする中性点電圧発生時間(Tu *、Tv *、Tw *)を演算する第2の演算手段と、前記各相の単位インバータ出力端子での電流の方向を知る判別手段と、前記直流電圧電源の電圧と中性点電圧との電位差(Vc 1)と中性点電圧の電圧値(Vc2)と前記各相単位インバータ出力端子での電流の方向とから当該各相の単位インバータの前記中性点電圧発生時間の調整値(Tu1、Tv1、Tw1)のそれぞれを、 Tx1=K*Ts*(Vc2-Vc1)/(Vc2+Vc1)(Tx1はTu1またはTv1またはTw1)(Kは正の定数)により演算する第3の演算手段と、前記各相の単位インバータの中性点電圧発生時間(Tu2、Tv2、Tw2)のそれぞれを、各相単位インバータの出力電圧が中性点電圧の時の当該各相の単位インバータから電流が流れ出す方向ならば、Tx2=Tx*-Tx1当該各相の単位インバータに電流が流れ込む方向ならば、Tx2=Tx*+Tx1(Tx2はTu2またはTv2またはTw2)(Tx*はTu*またはTv*またはTw*)により演算する第4の演算手段と、各相の中性点電圧発生時間(Tu3、Tv3、Tw3)を、Tx2≧0かつTx2≦Tsと制限する制限手段と、前記微小サンプル時間(Ts )の開始から前記各相の中性点電圧発生時間(Tu3、Tv3、Tw3)経過ののち、各相単位インバータの第1のスイッチング素子、または第4のスイッチング素子をONとする点弧手段とを設けたことを特徴とするインバータ装置。
IPC (2件):
H02M 7/48 ,  H02M 7/5387
FI (3件):
H02M 7/48 Q ,  H02M 7/48 W ,  H02M 7/5387 Z

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