特許
J-GLOBAL ID:200903025848127718

ディジタルオーディオ信号の音程変換器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高田 守 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-043031
公開番号(公開出願番号):特開平8-241099
出願日: 1995年03月02日
公開日(公表日): 1996年09月17日
要約:
【要約】【目的】 音程変換時の波形の間引き、挿入点でのクロスフェード処理によって生じるトレモロ変調による劣化が少ない処理を行い、高品質のディジタルオーディオ信号の音程変換器を得る。【構成】 ピーク検出用信号作成手段106において、左右チャンネルの信号を乗算処理した信号Pが作られる。ピーク位置検出手段110において、信号P上の所定の2つの区間から、同符号の最大値を1つずつ検出し、その最大値がある位置を信号Pの所定の2つの区間でのピーク位置とする。ここで検出されたピーク位置に相当する左右チャンネル上での位置を、左右チャンネル共通のピーク位置とする。クロスフェード処理手段102、104で、左右チャンネルそれぞれにおいて、検出された2つのピーク位置を合わせて、クロスフェード接続を行う。
請求項(抜粋):
ステレオのディジタルオーディオ信号を記憶する記憶手段(101、103)と、上記記憶手段へのディジタルオーディオ信号の読み出し、書き込みアドレスを設定するアドレス設定手段(105)と、上記アドレス設定手段で設定された読み出しアドレスと書き込みアドレスとのアドレス差を検出するアドレス差検出手段(107)と、上記アドレス差が小さくなった時に、上記読み出しアドレスをジャンプさせてジャンプ元のアドレスの信号とジャンプ先のアドレスの信号とを継ぎ合わせクルスフェードを行なうクロスフェード手段(12)と、左チャンネルの信号と右チャンネルの信号を入力し、左チャンネルの信号と右チャンネルの信号の符号が違う場合は振幅値零の信号を出力し、左チャンネルの信号と右チャンネルの信号の符号が同じ場合は左チャンネルの信号と右チャンネルの信号を乗算して、乗算結果の振幅値の符号が左チャンネルの信号および右チャンネルの符号と同じピーク位置検出用信号を出力するピーク位置検出用信号作成手段(106)と、上記ピーク位置検出用信号の同符号の2つのピーク位置を検出するピーク位置検出手段(110)とを備え、上記クロスフェード手段(12)は、左チャンネルの信号と右チャンネルの信号それぞれにおいて、ピーク位置検出手段で検出された2つのピーク位置またはこれに近い位置に対応する位置をそれぞれ上記ジャンプ元およびジャンプ先として継ぎ合わせてクロスフェードを行なうことを特徴とするディジタルオーディオ信号の音程変換器。

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