特許
J-GLOBAL ID:200903025901356295

液晶光学素子

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 純博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-115988
公開番号(公開出願番号):特開平6-331967
出願日: 1993年05月18日
公開日(公表日): 1994年12月02日
要約:
【要約】【目的】一対の電極層2に挟持された調光層3を備え、電極層2に印加する電界に応じて調光層3で入射光を散乱する状態と透過する状態とを変化させることのできる液晶光学素子において、低電圧での駆動を可能にする。【構成】調光層3は、液晶性化合物と非液晶性化合物との混合体を、高分子樹脂中に滴状あるいは3次元網目状に分散させたものとする。この非液晶性化合物には、光あるいは熱に対する反応率が5%未満、常圧下での沸点が100°C以上で20°Cでの蒸気圧が13.3kPa以下、液晶性化合物への溶解度が樹脂への溶解度よりも高く、抵抗率が10MΩ・m以上であり、かつ樹脂を形成する硬化性化合物とは異なる化合物を用いる。さらに非液晶性化合物の液晶性化合物に対する混合比率は、0.1重量%以上で、かつ調光層中で液晶が誘電率異方性を示さなくなる量未満の範囲とする。
請求項(抜粋):
少なくとも一方が透明な一対の電極層と、この一対の電極層に挟持された調光層とを備え、電極層に印加する電界に応じて調光層で入射光を散乱する状態と透過する状態とを変化させることのできる液晶光学素子において、調光層は液晶性化合物と1種類以上の非液晶性化合物との混合体を、高分子樹脂中に滴状あるいは3次元網目状に分散させたものであって、さらに非液晶性化合物は光あるいは熱に対する反応率が5 %未満、常圧下での沸点が100 °C以上で20°Cにおける蒸気圧が13.3kPa以下、液晶性化合物への溶解度が樹脂への溶解度よりも高く、抵抗率が10MΩ・m以上であり、かつ樹脂を形成する硬化性化合物とは異なる化合物であり、さらにそのうえ非液晶性化合物の液晶性化合物に対する混合比率が、0.1 重量%以上で、かつ調光層中で液晶が誘電率異方性を示さなくなる量未満の範囲であるであることを特徴とする液晶光学素子。
IPC (2件):
G02F 1/1333 ,  G02F 1/13 500

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