特許
J-GLOBAL ID:200903025920302830

変速装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 笹島 富二雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-202678
公開番号(公開出願番号):特開平5-196102
出願日: 1992年07月29日
公開日(公表日): 1993年08月06日
要約:
【要約】【目的】ギアの着脱、切り替え無しに、連続的に円滑に変速可能とする。【構成】動力を受ける入力太陽ギア14と、これに噛合される入力差動ギア54と、入力差動ギアに一体に形成される後進用差動ギア58と、入力差動ギアと噛合される中速用差動ギア64を備え、入力差動ギアの外側と噛合される低速用リングギア70を備え、前記各差動ギアを支承する固定ピン52A、52B及びキャリア40、46と、このキャリア46と一体に形成された出力軸50を設け、中速用太陽ギアの内側には中速用太陽ギア22を噛合し、後進用差動ギアの内側には後進用太陽ギア32を噛合し、この2つの太陽ギアに一体に形成された中速、後進用調整軸20、30を備え、各段階変速を行うため低速、中速、後進用ブレーキ手段80、82、84と、連動手段90を備える。
請求項(抜粋):
第1部分(12A)と第2部分(12B)とを有し、入力駆動力を受ける入力軸(12)と、入力軸の第1部分(12A)と第2部分(12B)との間に入力軸(12)と一体的に形成された入力太陽ギヤ(14)と、一端部(20A)に中速用太陽ギヤ(22)が一体的に形成され、入力太陽ギヤ(14)に対して所要の距離で離隔され、入力軸(12)に対して独立的に回転できるように第1部分(12A)の外周に同軸的に軸支された中空の中速用調整軸(20)と、一端部(30A)に後進用太陽ギヤ(32)が一体的に形成され、中速用調整軸(20)対して独立的に回転できるように中速用調整軸(20)の外周に同軸的に軸支された中空の後進用調整軸(30)と、後進用調整軸(30)に対して独立的に回転できるように後進用太陽ギヤ(32)付近の後進用調整軸(30)の外周に同軸的に軸支されたキャリア(40)と、中空円筒部(44)を有し、入力軸の第2部分(12B)に対して独立的に回転できるように第2部分(12B)の外周に同軸的に軸支されたキャリア(46)と、各キャリア(40、46)を互いに連結し、一体的に回転させるため各キャリア(40、46)間に固定された複数の固定ピン(52A、52B)と、固定ピン(52A)の外周に回転可能に軸支され、その後半部の内側は入力太陽ギヤ(14)に噛み合わされた複数の入力差動ギヤ(54)と、入力差動ギヤ(54)と一体的に形成され、固定ピン(52)の外周に回転可能に軸支され、その内側は後進用太陽ギヤ(32)と噛み合う複数の後進用差動ギヤ(58)と、固定ピン(52B)上に回転可能に設けられ、その後半部は入力差動ギヤ(54)の前半部と噛み合い、その前半部の内側は中速用太陽ギヤ(22)と噛み合う複数の中速用差動ギヤ(64)と、キャリア(46)の中空円筒部(44)と同軸的に一体的に形成された出力軸(50)と、キャリア(46)の中空円筒部(44)の外周に回転可能に同軸的に軸支され、入力差動ギヤ(54)の後半部の外側と噛み合う低速用リングギヤ(70)と、低速駆動のため低速用リングギヤ(70)に制動力をかける低速用ブレーキ手段(80)と、中速駆動のため中速用調整軸(20)に制動力をかける中速用ブレーキ手段(82)と、高速駆動のため入力軸(12)と中速用調整軸(20)を一体的に回転させる連動手段(90)と、後進駆動のため後進用調整軸(30)に制動力をかける後進用ブレーキ手段(84)と、を含んで構成されることを特徴とする変速装置。
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開昭63-145179

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