特許
J-GLOBAL ID:200903025944494780

りん酸型燃料電池

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 篠部 正治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-184955
公開番号(公開出願番号):特開平11-031517
出願日: 1997年07月10日
公開日(公表日): 1999年02月02日
要約:
【要約】【課題】燃料極側で蒸発するりん酸の飛散を抑制し、効果的に回収、再利用して、長期にわたり安定して運転できるものとする。【解決手段】りん酸を含むマトリックス1、燃料極2、空気極3、および多孔質炭素板4A,5よりなる単セルをセパレータ7を介して複数個積層し、さらにこれを冷却板6を介して積層することにより燃料電池積層体を構成し、その側面に燃料ガス供給マニホールド10、燃料ガス排出マニホールド11、空気供給マニホールド12、空気排出マニホールド13を設けて、燃料ガスと空気の給排を行うものにおいて、燃料極側に配した多孔質炭素板4Aの端部4aを燃料ガス排出マニホールド11の内部へ突出させ、温度を低く抑えてりん酸を凝縮させて回収する。
請求項(抜粋):
りん酸電解質を含む方形平板状のマトリックスをマトリックスに接する面に触媒層を結着した燃料極と空気極とで挟持し、さらに燃料極の外面に燃料ガス通流溝を備えた多孔質炭素板を配し、空気極の外面に燃料ガス通流溝と直交する空気通流溝を備えた多孔質炭素板を配してなる単セルをガス不透過性のセパレータを介して複数枚積層して積層ブロックを構成し、さらに積層ブロックを冷却板と交互に積層して略直方体状の燃料電池積層体を形成し、その燃料ガス通流溝の延伸方向に相対する二つの側面の一方に燃料ガス供給マニホールド、もう一方に燃料ガス排出マニホールドを、また、残る側面の一方に空気供給マニホールド、もう一方の側面に空気排出マニホールドを設け、燃料ガス供給マニホールドより燃料ガスを供給し、燃料ガス通流溝を通流させて燃料ガス排出マニホールドより利用済みの燃料ガスを排出し、また、空気供給マニホールドより空気を供給し、空気通流溝を通流させて空気排出マニホールドより利用済みの空気を排出し、電気化学反応により発電するりん酸型燃料電池において、前記の燃料ガス通流溝を備えた多孔質炭素板の端部が、燃料ガス排出側マニホールドの内部へ突出して配されていることを特徴とするりん酸型燃料電池。
IPC (3件):
H01M 8/02 ,  H01M 8/04 ,  H01M 8/24
FI (3件):
H01M 8/02 R ,  H01M 8/04 J ,  H01M 8/24 R

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