特許
J-GLOBAL ID:200903025972360234

マススペクトロメトリーによるDNA配列決定法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小田島 平吉
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-516209
公開番号(公開出願番号):特表平8-509857
出願日: 1994年01月06日
公開日(公表日): 1996年10月22日
要約:
【要約】本発明は、DNAの配列決定を行うための新規の方法を開示する。現存するDNA配列決定技術に勝る改善点は、高速、高処理能力、電気泳動多段階を全く使用しないため電気泳動が不要かつゲル測定人工産物が皆無、そして安定な同位体での数々の置換に係わる高価な試薬が不要であることである。本発明はサンガーの配列決定法を利用し、そして塩基特異的鎖停止化により取得されるネステットフラグメントのそれらの様々な分子量を介する、例えばMALDIもしくはESマススペクトロメトリーのようなマススペクトロメトリーを用いる分析により配列情報を収集する。オリゴヌクレオチドプライマー、鎖停止用ヌクレオシド三リン酸、および/または鎖伸長用ヌクレオシド三リン酸に質量修飾を導入し、そして分子量を質量変異させた標識特異的プローブのハイブリッド形成による多重化を可能にする組込み化化標識配列(integrated tag sequence)を使用することにより更に処理能力を増加させることができる。
請求項(抜粋):
a)配列決定を行うべき核酸に相補的な相補的核酸を、ある核酸プライマーから出発し、そして鎖停止用および鎖伸長用ヌクレオチドの存在下において合成し、その結果4組の塩基特異的停止化相補的核酸フラグメントを産生する段階、 b)マススペクトロメトリーによりその4組の塩基特異的停止化フラグメントの各々における各ネステットフラグメントの分子量値を決定する段階[この場合、少なくとも2つの塩基特異的停止化フラグメントの分子量値を同時に決定する]、および c)分子量に従ってその4組の分子量値を整列させることによりヌクレオチド配列を決定する段階、を含む、核酸の配列決定法。
IPC (4件):
C12Q 1/68 ,  C07H 21/04 ,  C12N 15/09 ZNA ,  G01N 33/50
FI (4件):
C12Q 1/68 Z ,  C07H 21/04 B ,  G01N 33/50 P ,  C12N 15/00 ZNA A
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開平2-210264
  • 特開昭59-062600
  • 特表平3-500093

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