特許
J-GLOBAL ID:200903025973413277
炎症性腸疾患の診断方法及び診断用キット
発明者:
,
,
,
,
,
,
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
藤田 隆
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-076943
公開番号(公開出願番号):特開2006-258629
出願日: 2005年03月17日
公開日(公表日): 2006年09月28日
要約:
【課題】 マルチマーカーシステムにも応用できる、体液を検体とした潰瘍性大腸炎等の炎症性腸疾患の診断方法を提供する。 【解決手段】 体液中におけるマーカー物質の濃度を健常値と比較し、炎症性腸疾患を診断する。該マーカー物質として15種類のタンパク質の少なくとも1種を使用する。マーカー物質の濃度は、質量分析によって測定することができる。マーカー物質に対する親和性を有する物質を固定化した担体にマーカー物質を捕捉して、マーカー物質の濃度を測定することもできる。マーカー物質に対する親和性を有する物質を固定化した担体を含む炎症性腸疾患の診断用キットによれば、より簡便に炎症性腸疾患の診断を行うことができる。【選択図】 図19
請求項(抜粋):
体液中の下記マーカー物質(a)〜(o)の少なくとも1つの濃度を測定し、その値を健常値と比較することを特徴とする炎症性腸疾患の診断方法。
(a)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、有機溶媒で強陰イオン交換体に結合せず、pH7.0かつ0.5MのNaCl濃度で銅イオン結合金属キレート体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約4160のイオンピークを生じるタンパク質、
(b)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、pH4.0で強陰イオン交換体に結合せず、pH4.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約6640のイオンピークを生じるタンパク質、
(c)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、有機溶媒で強陰イオン交換体に結合せず、pH4.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約8840のイオンピークを生じるタンパク質、
(d)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、有機溶媒で強陰イオン交換体に結合せず、pH4.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約8940のイオンピークを生じるタンパク質、
(e)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、有機溶媒で強陰イオン交換体に結合せず、pH7.0かつ0.5MのNaCl濃度で銅イオン結合金属キレート体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約9440のイオンピークを生じるタンパク質、
(f)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、有機溶媒で強陰イオン交換体に結合せず、pH4.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約12880のイオンピークを生じるタンパク質、
(g)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、pH5.0で強陰イオン交換体に結合せず、pH4.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約132700のイオンピークを生じるタンパク質、
(h)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、pH7.0で強陰イオン交換体に結合せず、pH7.0かつ0.5MのNaCl濃度で銅イオン結合金属キレート体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約147940のイオンピークを生じるタンパク質、
(i)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、pH4.0で強陰イオン交換体に結合せず、pH4.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約6440のイオンピークを生じるタンパク質、
(j)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、有機溶媒で強陰イオン交換体に結合せず、pH4.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約8220のイオンピークを生じるタンパク質、
(k)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、有機溶媒で強陰イオン交換体に結合せず、pH4.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約8710のイオンピークを生じるタンパク質、
(l)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、有機溶媒で強陰イオン交換体に結合せず、pH7.0かつ0.5MのNaCl濃度で銅イオン結合金属キレート体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約9730のイオンピークを生じるタンパク質、
(m)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、pH3.0で強陰イオン交換体に結合せず、pH7.0かつ0.5MのNaCl濃度で銅イオン結合金属キレート体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約12640のイオンピークを生じるタンパク質、
(n)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、pH5.0で強陰イオン交換体に結合せず、pH4.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約39770のイオンピークを生じるタンパク質、
(o)pH9.0で強陰イオン交換体に結合し、pH5.0で強陰イオン交換体に結合せず、pH4.0で弱陽イオン交換体に結合し、かつ質量分析に供すると質量/電荷比が約99850のイオンピークを生じるタンパク質。
IPC (3件):
G01N 33/68
, G01N 33/483
, G01N 33/50
FI (3件):
G01N33/68
, G01N33/483 Z
, G01N33/50 T
Fターム (18件):
2G041CA01
, 2G041DA03
, 2G041DA04
, 2G041FA12
, 2G041GA06
, 2G045AA13
, 2G045AA25
, 2G045BA13
, 2G045BB12
, 2G045BB14
, 2G045BB36
, 2G045BB48
, 2G045BB52
, 2G045CA26
, 2G045DA36
, 2G045FA40
, 2G045FB06
, 2G045JA01
引用特許:
出願人引用 (2件)
審査官引用 (1件)
-
於血の診断方法
公報種別:公開公報
出願番号:特願2002-117697
出願人:寺澤捷年, 済木育夫, 株式会社ツムラ
前のページに戻る