特許
J-GLOBAL ID:200903026023933610

パイプラインDAT機構

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 井桁 貞一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-082296
公開番号(公開出願番号):特開平6-295264
出願日: 1993年04月09日
公開日(公表日): 1994年10月21日
要約:
【要約】【目的】パイプライン方式のDAT機構に関し、TLBフォルトのとき同一のセグメント内ならばセグメントテーブル索引を省略することにより変換プロセスを短縮することを目的とする。【構成】最近のセグメントテーブルエントリアドレスの保持手段7と、最近のページテーブル先頭アドレスの保持手段6と、セグメントテーブルの先頭アドレスにセグメントテーブルのエントリインデックスを加算して得られるアドレスと、セグメントテーブルエントリアドレス保持手段7に保持されている値とを比較する手段9とを設け、TLBフォルトとなったとき、セグメントテーブル索引を行う通常の処理と並行して、ページテーブル先頭アドレス保持手段6に保持されている値とページテーブルのエントリインデックスを加算して得られるアドレス値によって、先行してページテーブル索引サイクルを起動し、セグメントテーブルエントリアドレス比較手段9の出力が不一致のとき、続くTLB書込みサイクルの起動を禁止するように構成する。
請求項(抜粋):
処理の開始を決定するプライオリティ決定ステージ(P)、TLB索引ステージ(T)、バッファメモリ参照ステージ(B)、先頭アドレスとエントリインデックスとを加算するアドレス算出ステージ(R)で1サイクルを成すパイプラインより成るDAT機構であって、メモリアクセスするときのサイクルでTLBフォルトを検出すると、順次、セグメントテーブル索引、ページテーブル索引、実アドレス算出、TLB書込みの各サイクルの処理を行って、最初のメモリアクセスの再開を行うパイプラインDAT機構において、最近アクセスされたセグメントテーブルのエントリアドレスを保持するセグメントテーブルエントリアドレス保持手段(7)と、最近アクセスされたセグメントテーブルのエントリすなわちページテーブルの先頭アドレスを保持するページテーブル先頭アドレス保持手段(6)と、セグメントテーブルの先頭アドレスにセグメントテーブルのエントリインデックスを加算して得られるアドレスと、セグメントテーブルエントリアドレス保持手段(7)に保持されている値とを比較する、セグメントテーブルエントリアドレス比較手段(9)とを設け、メモリアクセスサイクルのTLB索引ステージでTLBフォルトとなったとき、論理アドレスを次段以降のステージに伝え、アドレス算出ステージにおいてセグメントテーブル先頭アドレスとセグメントテーブルのエントリインデックスとを加算し、セグメントテーブルエントリアドレス比較手段(9)の出力が不一致のとき、プライオリティステージを起動して、セグメントテーブル索引、ページテーブル索引、実アドレス算出、TLB書込みの各サイクルを行って、最初のメモリアクセスの再開を行い、一方、ページテーブル先頭アドレス保持手段(6)に保持されている値とページテーブルのエントリインデックスを加算して得られるアドレス値によって、先行してページテーブル索引サイクルを起動し、セグメントテーブルエントリアドレス比較手段(9)の出力が不一致のとき、続くTLB書込みサイクルの起動を禁止するように構成したことを特徴とするパイプラインDAT機構。
IPC (2件):
G06F 12/10 ,  G06F 9/38 380

前のページに戻る