特許
J-GLOBAL ID:200903026046984450

電流センサ及びその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-244478
公開番号(公開出願番号):特開平5-052871
出願日: 1991年08月28日
公開日(公表日): 1993年03月02日
要約:
【要約】【目的】 インバータあるいはモータ制御回路等に使用される磁気コアの磁気回路に磁気ギャップを設け、磁気ギャップに磁気検出素子を配置し、磁気回路に巻回した巻線を流れる電流を測定する電流センサに於て、組立の容易なばらつきの少ない電流センサとする。【構成】 高比透磁率特性の金属磁性板を打ち抜き、900°C以上の温度で水素中熱処理した磁気コア1の内側に磁気ギャップ1aに近接した第1のV溝5aと磁気回路の根元に近く第2のV溝5bと、前記第2のV溝に対向する磁気回路の根元に基板支持部6を設け、磁気コアを挿入する内側にストッパー8を取り付けた巻線を施したコイルボビン7を磁気ギャップ1aより挿入し、磁気コア1を2つのV溝位置で内側に折り曲げ、基板3とコイルボビン7と磁気コア1とを一体に成形して電流センサとする。
請求項(抜粋):
閉磁気回路の磁気コアの一部に磁気ギャップを設け、磁気回路に被検出電流が流れる巻線を巻回し、前記磁気ギャップに磁気検出素子を設けた電流センサに於て、磁気コアは金属磁性材からなる軟磁性板を打ち抜き積層した積層コアより成り、積層コアの内側には、積層コアの磁脚を中にし周囲に巻線を巻回したコイルボビンのストッパーに嵌合し積層コアを内側に折れ曲げる少なくとも2箇所のV溝と、前記磁気検出素子と磁気検出素子の出力を増巾する増巾回路を載置した基板を位置決めする基板支持部とを設け、巻線を巻回したコイルボビンをV溝を設けた磁脚に挿入し、前記V溝の位置で磁脚を折り曲げて磁気ギャップを形成し、かつ前記基板支持部と磁気コアに形成された磁気ギャップ部の凸部とにより前記基板とコイルボビンと磁気コアとを一体に位置決めし構成したことを特徴とする電流センサ。

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