特許
J-GLOBAL ID:200903026054895253

捲取性の改善された高伸度ポリエステルフィラメント糸およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 純博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-070136
公開番号(公開出願番号):特開平11-269719
出願日: 1998年03月19日
公開日(公表日): 1999年10月05日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 繊維伸度向上剤を添加したポリエステルフィラメント糸の高速紡出糸において、該紡出糸の残留伸度は従来の水準に維持しつつ、これまで何等認識されていなかった“捲取不可”という致命的欠陥の克服。【解決手段】 粒子状の繊維伸度向上剤をポリエステル重量を基準として0.5〜4.0重量%分散せしめたポリエステルを溶融紡糸し、2500m/min〜8000m/minの引取速度で得た、以下に定義する残留伸度増加率(I)が50%以上であるフィラメント紡出糸において、該伸度向上剤が特定の要件を満足することにより、捲取性の改善された高伸度ポリエステルフィラメント糸とする。
請求項(抜粋):
粒子状の繊維伸度向上剤をポリエステル重量を基準として0.5〜4.0重量%分散せしめたポリエステルを溶融紡糸し、2500m/min〜8000m/minの引取速度で得た、以下に定義する残留伸度増加率(I)が50%以上であるフィラメント紡出糸において、該伸度向上剤が以下の(a)〜(c)の要件を満足することを特徴とする捲取性の改善された高伸度ポリエステルフィラメント糸。(a)熱変形温度(T)が105〜130°Cの範囲にあること;(b)フィラメント断面を円形断面にみたてたときの断面中心から外表面に向かう半径方向の1/3から2/3の領域を占める円環状部に、その分散濃度が極大化していること;そして(c)フィラメントの外表面に存在する粒子の個数(N)が高々15個/100μm2 であること。ただし、上記(I)は以下の式に従うI(%)=(EIb (%)/ELO (%)-1)×100ここでEIb (%)は、本発明のポリエステルフィラメント糸の残留伸度、ELO (%)は該繊維伸度向上剤を含まない以外は本発明と同一に紡糸条件下に得られたポリエステルフィラメント糸の残留伸度である。
IPC (3件):
D01F 6/92 307 ,  D01F 1/10 ,  D01F 6/62 301
FI (3件):
D01F 6/92 307 D ,  D01F 1/10 ,  D01F 6/62 301 H
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特公昭63-032855
  • 特公昭63-032855

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