特許
J-GLOBAL ID:200903026058190084
サイドローブキャンセラ
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
後藤 洋介 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-332866
公開番号(公開出願番号):特開平6-181446
出願日: 1992年12月14日
公開日(公表日): 1994年06月28日
要約:
【要約】【目的】 サイドローブキャンセラにおいて、補助アンテナの数を増やすことなく、単に干渉波除去を行うだけではなく、干渉波除去と同時に希望波に対するダイバーシティ効果を得る。【構成】 補助アンテナ受信信号を分岐して干渉波除去用の第1の適応アレイ207と、これと独立な第2の適応アレイ208とに与える。先ず主アンテナ受信信号と第2の適応アレイ出力との間で最大比合成を行う。この処理により希望波に関して空間的なダイバーシティ効果が得られる。該ダイバーシティ合成後、第1の適応アレイ207によりサイドローブキャンセリングを行い、さらにその出力を適応等化器111に通す。第1の適応アレイ207は通常、アップルバウム演算などにより適応制御されるが、第2の適応アレイ208に関しては適応等化器出力の判定データを用いた相関演算による制御を行わせる。
請求項(抜粋):
主アンテナと、第1乃至第N(Nは2以上に整数)の補助アンテナと、前記第1乃至前記第Nの補助アンテナによって受信された第1乃至第Nの補助アンテナ受信信号を受ける第1の適応アレイと、前記第1乃至前記第Nの補助アンテナ受信信号に応答する第2の適応アレイと、前記主アンテナによって受信された主アンテナ受信信号を二入力の一方として受ける複素乗算器と、該複素乗算器の出力と前記第2の適応アレイの出力とを加算する加算器と、該加算器の出力から前記第1の適応アレイの出力を減算する減算器と、該減算器の出力に応答する適応等化器と、該適応等化器の出力の判定データを用いて前記主アンテナ受信信号と相関演算を行い、相関値を前記複素乗算器の前記二入力の他方として出力する第1の相関演算器と、前記減算器の出力を基準信号として用いて前記第1の適応アレイの第1乃至第Nのタップ係数の修正を行うタップ係数修正手段と、前記適応等化器の出力の判定データと前記第1乃至前記第Nの補助アンテナ受信信号との相関演算を行い、第1乃至第Nの相関値を出力する第2の相関演算器と、前記第1乃至前記第Nの相関値を前記第2の適応アレイの第1乃至第Nのタップ係数として与える第2の相関演算器とを備えたことを特徴とするサイドローブキャンセラ。
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