特許
J-GLOBAL ID:200903026072704465

原子炉冷却材再循環ポンプ電源システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-097159
公開番号(公開出願番号):特開平11-295469
出願日: 1998年04月09日
公開日(公表日): 1999年10月29日
要約:
【要約】【課題】コーストダウンを抑制する電源を複数台の可変周波数電源装置で共用化した場合、非常に大がかりな設備となり、また設置スペースも大きくとる必要がある。【解決手段】上流側電源喪失によりコンバータ側からの直流電源が無くなった場合にも、接続した直流電源設備によりインバータ側に直流電源が供給される事になるため、原子炉冷却材再循環ポンプの電源が確保され、コーストダウンを起こすことなく炉心燃料の熱的健全性を確保することができる。
請求項(抜粋):
原子炉冷却材再循環ポンプとコンバータ及びPWMインバータからなる可変周波数電源装置を有する沸騰水形原子力発電所の原子炉冷却材再循環ポンプ電源システムにおいて、複数台の可変周波数電源装置のコンバータとPWMインバータ間の直流部分に共用設備として蓄電池及び昇圧チョッパから構成される直流電源設備を、各々直流遮断器を介して1台接続し、通常時は一つの可変周波数電源装置と直流電源設備を接続する直流遮断器を投入して電気的に接続することで蓄電池を浮動充電状態とすると共に、他の可変周波数電源装置と直流電源設備は、各々の直流遮断器を開放することで電気的に分離させ、常時直流電源設備に接続される可変周波数電源装置は1台に限定する事により可変周波数電源装置の共通要因故障を防止すると共に、コンバータの上流母線に接続された交流不足電圧リレーにより当該母線の停電を検知し母線電圧低信号が出力された場合は、コンバータ入力電源がなくなるため上記浮動充電操作をワイプアウトし、開放している直流電源設備と可変周波数電源装置とを結ぶ電路の直流遮断器をすべて投入させる事により、直流電源設備と複数台の可変周波数電源装置を電気的に接続させ、直流電源設備により電源を供給し複数台の原子炉冷却材再循環ポンプの運転を必要時間継続させる一連の制御機能を有する制御装置を備えた事を特徴とする原子炉冷却材再循環ポンプ電源システム。

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