特許
J-GLOBAL ID:200903026084448162

助手席用エアバッグ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 飯田 昭夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-145081
公開番号(公開出願番号):特開2009-292183
出願日: 2008年06月02日
公開日(公表日): 2009年12月17日
要約:
【課題】インストルメントパネルに接近している近接乗員を円滑に保護することが可能な助手席用エアバッグ装置を提供すること。【解決手段】本発明の助手席用エアバッグ装置Mでは、エアバッグ15が、エアバッグ本体16と、整流布27と、エアバッグ本体16の周壁部の下面側部位をケース6側に連結して膨張途中に連結を解除するテザー32と、を備えている。整流布27は、膨張用ガスを、前側流出孔28と後側流出孔29とを経てエアバッグ本体16の前後両側へ流すように整流する。エアバッグ本体16が、下側折畳部53を、後側流出孔29周縁の上方に載置させて、ケース6内に折り畳まれて収納される。テザー32が、下側折畳部53とケース6側とを連結し、膨張初期における下側折畳部53のケース6からの突出を抑制して、連結解除時まで、後側流出孔29の開きを抑制するように、構成されている。【選択図】図12
請求項(抜粋):
車両の助手席前方におけるインストルメントパネルの上面側に配設されて、内部に膨張用ガスを流入させて膨張可能に折り畳まれて収納されるエアバッグと、前記エアバッグを収納保持するケースと、折り畳まれた前記エアバッグの上方を覆うエアバッグカバーと、を備える構成とされて、 前記エアバッグが、 膨張用ガスの流入時に、前記エアバッグカバーの扉部を押し開いて形成する突出用開口から上方へ突出して、前記インストルメントパネル上面と前記インストルメントパネル上方のウィンドシールドとの間を塞ぐように、車両の後方側へ展開膨張する構成とされるとともに、膨張完了時の形状を、頂部を前端側に配設させた略四角錐形状とされるもので、膨張完了時に乗員側となる後端側において略上下方向に沿って配設される乗員側壁部と、該乗員側壁部の周縁から前方側に延びるとともに前端側にかけて収束される先細り形状の周壁部と、を備えて、膨張完了時の前端付近となる位置に、内部に前記膨張用ガスを流入可能に開口したガス流入口を配設させて構成されるエアバッグ本体と、 前記エアバッグ本体の膨張完了時における前記周壁部の下面側の部位を前方側の前記ケース側に連結して、該連結部位の前記ケースからの離隔距離を規制するとともに、前記エアバッグ本体の膨張途中において連結状態を解除可能に構成されて、前記エアバッグ本体の展開を制御するテザーと、 を備える構成の助手席用エアバッグ装置であって、 前記エアバッグ本体内に、前後方向の両端側を開口させた略筒形状とされて、前記ガス流入口の上方を覆うとともに、前記ガス流入口から流入した膨張用ガスを前後方向の両端側に形成される前側流出孔と後側流出孔とを経て前後両側へ流すように整流する整流布が、配設され、 該整流布が、前記エアバッグ本体の膨張完了時に、前記前側流出孔と前記後側流出孔との各上部側部位を、それぞれ、前記突出用開口より上方側に位置させるように、構成されて、 前記エアバッグ本体が、膨張完了時において前記周壁部の下面側の領域を構成する下側周壁を折り畳んで構成される下側折畳部を、前記整流布の前記後側流出孔を押えて閉塞しつつ前記後側流出孔周縁の上方に載置させるようにして、前記ケース内に折り畳まれて収納され、 前記テザーが、可撓性を有した長尺状の部材から構成されるとともに、前記下側折畳部における前記下側周壁の後端側と前記ケース側とを連結し、膨張初期における前記下側折畳部の前記ケースからの突出を抑制して、前記下側折畳部の連結解除時まで、前記整流布の前記後側流出孔の開きを抑制するように、構成されていることを特徴とする助手席用エアバッグ装置。
IPC (1件):
B60R 21/16
FI (1件):
B60R21/16
Fターム (10件):
3D054AA03 ,  3D054AA14 ,  3D054BB16 ,  3D054CC10 ,  3D054CC11 ,  3D054CC14 ,  3D054CC34 ,  3D054CC42 ,  3D054FF10 ,  3D054FF16
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • エアバッグ装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2002-012151   出願人:豊田合成株式会社

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