特許
J-GLOBAL ID:200903026086415210

移動無線システムにおける無線基地局アンテナ指向特 性の制御システム

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-081840
公開番号(公開出願番号):特開平9-238105
出願日: 1996年02月29日
公開日(公表日): 1997年09月09日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】基地局に設けられた複合アンテナの指向性を移動無線機から送られてきた無線信号レベルの大きい方向に向くよう常時制御することにより、移動無線システムの通信で必要な送信電力の軽減、電波干渉の軽減、周波数の有効利用度の向上等を図る。【解決手段】アンテナ10は制御部14の制御により、任意の組合わせで使用が可能なように同一特性を有する複数の基本アンテナから構成され、これら基本アンテナは水平面内指向特性として狭ビーム特性を有しており、かつ、チルト角制御回路11によるチルト角制御と、遅延時間の異なる受信信号の分離が可能である。さらに、無線基地局と移動無線機との通話移行後においても、制御部では移動無線機の移動にともない使用すべき基本アンテナの変更の要否、選択した基本アンテナに対するチルト角制御情報と、遅延時間差調整の有無情報とを複合アンテナへ指示を続ける。
請求項(抜粋):
複数のゾーンをそれぞれカバーしてサービスエリアを構成する各無線基地局(1)と、ゾーンを横切って前記無線基地局と交信するための無線チャネルを用いた各移動無線機(100)との間の通信を管理するための移動通信制御局(30)と、前記移動通信制御局と伝送路により結合されている電話網(40)に含まれている電話機とがあり、前記無線基地局と前記移動無線機との間で行う無線移動通信のために前記無線基地局に具備されている複合アンテナは複数の同一特性を有する基本アンテナから構成され、水平面内指向特性として狭ビーム特性を有し、前記無線基地局に具備されている制御部の制御により任意の組合わせで使用が可能であり、かつそれぞれチルト角制御が可能であるように構成されており、前記移動無線機と前記無線基地局との通信においては前記制御部は通信に適する前記基本アンテナの1つまたは複数を特定し、かつ前記各基本アンテナのチルト角制御量を決定し、それぞれその制御の実行により前記無線基地局に具備された無線機により前記移動無線機との通信を行うことを可能とする移動通信システムにおいて、前記制御部において、複数の基本アンテナからそれぞれ送受信される信号の相手方に伝わるまでの遅延時間差を検出可能な回路からの情報により、前記遅延時間差を等価可能な遅延等価回路を具備せしめ、前記遅延等価回路の動作により遅延時間差を等価可能することを特徴とする移動無線システムにおける無線基地局アンテナ指向特性の制御システム。
IPC (2件):
H04B 7/26 ,  H01Q 3/00
FI (2件):
H04B 7/26 B ,  H01Q 3/00

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