特許
J-GLOBAL ID:200903026129376931

マルテンサイト系ステンレス鋼の溶接方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 秋沢 政光
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-205815
公開番号(公開出願番号):特開2000-015447
出願日: 1998年07月07日
公開日(公表日): 2000年01月18日
要約:
【要約】【課題】 耐サワー特性に優れた良溶接性マルテンサイト系ステンレス鋼の溶接において、溶接金属の耐高温割れ性、耐低温割れ性、靭性、強度および耐食性を向上させる。【解決手段】 重量%で、C:0.005〜0.12%、Si:0.01〜1.0%、Mn:0.02〜2.0%、Cr:11.0〜14.0%、Ni:7.0〜10.0%、Mo:1.0〜3.0%を含有し、P:0.03%以下、S:0.01%以下に制限し、残部Feおよび不可避不純物からなり、Cr当量/Ni当量比が1.4以上1.8以下、かつCr当量×Ni当量が100以上150以下である溶接ワイヤを用いてガスシールドアーク溶接し、溶接金属のミクロ組織をオーステナイト相+フェライト相+マルテンサイト相の3相組織とし、溶接金属のCr%+1.6×Mo%の量を母材よりも0.3%以上多くする。
請求項(抜粋):
重量%で、C :0.035%以下、Si:0.50%以下、Mn:0.1〜1.5%、P :0.03%以下、S :0.005%以下、Cr:9.0〜13.0%、Ni:1.5〜6.5%、Mo:1.0〜3.0%、Al:0.06%以下、N :0.02%以下を含有し、さらに必要に応じ、Cu:0.3〜1.8%を含有し、残部Feおよび不可避不純物からなり、主として焼戻しマルテンサイト組織からなるマルテンサイト系ステンレス鋼の溶接方法において、重量%で、C :0.005〜0.12%、Si:0.01〜1.0%、Mn:0.02〜2.0%、Cr:11.0〜14.0%、Ni:7.0〜10.0%、Mo:1.0〜3.0%を含有し、さらに、P :0.03%以下、S :0.01%以下に制限し、残部Feおよび不可避不純物からなり、さらに、数1で算出されるCr当量とNi当量の関係において、Cr当量/Ni当量比が、1.4以上1.8以下、かつ、Cr当量×Ni当量が、100以上150以下であるマルテンサイト系ステンレス鋼用溶接ワイヤを用いてガスシールドアーク溶接し、溶接金属のミクロ組織をオーステナイト相+フェライト相+マルテンサイト相の3相組織とするとともに、溶接金属のCr%+1.6×Mo%の量を、母材のマルテンサイト系ステンレス鋼よりも重量%で0.3%以上多くすることを特徴とするマルテンサイト系ステンレス鋼の溶接方法。【数1】Cr当量(重量%)=Cr%+Mo%+1.5×Si%Ni当量(重量%)=Ni%+0.5×Mn%+30×C%
IPC (5件):
B23K 9/23 ,  B23K 35/30 320 ,  C22C 38/00 302 ,  C22C 38/44 ,  C22C 38/58
FI (5件):
B23K 9/23 B ,  B23K 35/30 320 B ,  C22C 38/00 302 Z ,  C22C 38/44 ,  C22C 38/58
Fターム (4件):
4E001AA03 ,  4E001BB08 ,  4E001CA03 ,  4E001EA05

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