特許
J-GLOBAL ID:200903026150524754

構造物の曲げ剛性測定方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小谷 悦司 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-222916
公開番号(公開出願番号):特開2000-055776
出願日: 1998年08月06日
公開日(公表日): 2000年02月25日
要約:
【要約】【課題】 構造物10の支持状態を表す境界条件の影響を受けず、既に構築された構造物10に対しても簡便に曲げ剛性EIを測定する。【解決手段】 構造物10を伝播する曲げ振動の伝播速度が、構造物10の曲げ剛性EIに応じて決定される関係を用いた曲げ剛性の測定方法。構造物10に衝撃を与えて、この衝撃によって生じる曲げ振動の進行波を構造物10上に配置された振動センサ21,22で検出し、これを周波数分析して各周波数ごとに、2つのセンサ間の位相差を得る。この位相差は、曲げ振動が2つのセンサ間を伝播する時間、すなわち、曲げ振動の伝播速度に対応している。そこで、こうして得られる位相差と、構造物10の曲げ剛性EIとの間に成り立つ一定の関係から、構造物10の曲げ剛性EIを算出する。
請求項(抜粋):
構造物に衝撃を与え、この衝撃により生じる構造物の曲げ振動をその曲げ振動が伝播する一方向上の互いに異なる2点で検出して、これら2点における曲げ振動を周波数分析することにより、少なくとも1の周波数成分についてのこれら2点間の位相差を得て、曲げ振動の周波数およびその周波数における位相差と構造物の曲げ剛性との間に成り立つ関係から、この構造物の曲げ剛性を算出することを特徴とする構造物の曲げ剛性測定方法。

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