特許
J-GLOBAL ID:200903026153956264

環状体の取付装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森 哲也 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-234845
公開番号(公開出願番号):特開平5-071548
出願日: 1991年09月13日
公開日(公表日): 1993年03月23日
要約:
【要約】【目的】相手部材と環状体との線膨張係数が異なり、取付時と使用時の温度が変化した場合、環状体に負荷された荷重を有効に相手部材に伝達できるようにし、さらに環状体の加工を容易に、かつ低コストにする。【構成】鋼材の軸(相手部材)10とセラミック材の内輪(環状体)20とを備えた玉軸受において、端面23が軸垂直面である内輪20を第1間座50により挟着して内輪20の外周面に第1間座50を嵌合し、この第1間座50のテーパ状の端面52bを、軸10に固く係合させた第2間座60により挟着して第1間座50の外周面に第2間座60を嵌合する。第1,第2間座50,60は、それぞれ内輪20,軸10とほぼ同等の線膨張係数を有する。運転時の温度変化により各部材に生じた熱応力、嵌合代の変化は、第1,第2間座50,60の挟着面の相対滑りにより吸収される。内輪20の加工は特別な精度を必要としない。
請求項(抜粋):
相手部材の外周または内周に嵌合され、相手部材とは異なる線膨張係数を有する環状体の取付装置において、前記環状体の軸方向の両側端部を支持するそれぞれ一対の第1間座と第2間座とを設け、第1間座は環状体の相手部材との嵌合周面とは反対側の軸方向両側の周面に嵌合する周面が形成された円筒部と、環状体の軸方向端面に形成された軸方向に垂直な面を挟着する面が内側端面に形成され、かつ、軸方向に対する外開きまたは内開きのテーパ面が外側端面に形成された円環部とを有し、第2間座は前記第1間座の円筒部の環状体との嵌合周面とは反対側の軸方向外側の周面に嵌合する周面が形成された円筒部と、第1間座の円環部の外側端面を挟着する面が内側端面に形成され、かつ、相手部材の外周または内周に固く係合する周面が形成された円環部とを有し、前記第1間座は環状体と同一またはほぼ等しい線膨張係数をもつ材料により、前記第2間座は相手部材と同一またはほぼ等しい線膨張係数をもつ材料によりそれぞれ構成したことを特徴とする環状体の取付装置。
IPC (2件):
F16C 35/073 ,  F16C 33/62

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