特許
J-GLOBAL ID:200903026170014078

ツインクラッチ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 敬 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-151271
公開番号(公開出願番号):特開平10-339332
出願日: 1997年06月09日
公開日(公表日): 1998年12月22日
要約:
【要約】【課題】 組付け性を悪化することなく、入力ドラムの取り付けガタをなくすことのできるツインクラッチ装置を提供することを目的とする。【解決手段】 入力軸10に第1クラッチ装着用スリーブ18がスプライン結合されていて、第1クラッチ装着用スリーブ18に第1クラッチドラム11が溶接でガタなく取り付けられている。第1クラッチピストン15は第1クラッチ装着用スリーブ18の上を摺動する。キャンセル油は油路102から油路18aを通って第2クラッチキャンセラ室126に入り、また、そこからさらに、油路18b、18cを通って、第1クラッチキャンセラ室116に入る。油路18a、18b、18cはすべて第1クラッチ装着用スリーブ18に形成されている。油路18cは入力軸10に形成された溝10aを介して大気に通じている。
請求項(抜粋):
入力軸の回転動力を入力軸に対して同軸的に配置された第1クラッチ、または第2クラッチを介して出力軸に伝達するツインクラッチ装置であって、第1クラッチは内周側で入力軸に結合されて半径方向に伸びていて第1入力側摩擦材を有する第1入力ドラムと、出力軸に結合され第1入力側摩擦材と係合可能に配設された第1出力側摩擦材を有する第1出力ドラムと、第1入力側摩擦材と第1出力側摩擦材を選択的に係合する第1クラッチ係合機構から成り、該第1クラッチ係合機構が第1入力ドラムの内側に配置され選択的に供給される第1ピストン作動油によって軸方向に移動する第1ピストンと、第1ピストンを挟んで第1入力ドラムの反対側に配置され第1ピストンとの間に第1キャンセラ室を形成する第1キャンセラ壁と、第1キャンセラ室に第1ピストン油室に供給された第1ピストン作動油が遠心力により発生する遠心油圧をキャンセルするためのキャンセル油圧を発生させるキャンセル油を導入する第1キャンセル油導入手段とを具備し、第2クラッチは内周側で入力軸に結合されて半径方向に伸びていて第2入力側摩擦材を有する第2入力ドラムと、出力軸に結合され第2入力側摩擦材と係合可能に配設された第2出力側摩擦材を有する第2出力ドラムと、第2入力側摩擦材と第2出力側摩擦材を選択的に係合する第2クラッチ係合機構から成り、該第2クラッチ係合機構が第2入力ドラムの内側に配置され選択的に供給される第2ピストン作動油によって軸方向に移動する第2ピストンと、第2ピストンを挟んで第2入力ドラムの反対側に配置され第2ピストンとの間に第2キャンセラ室を形成する第2キャンセラ壁と、第2キャンセラ室に第2ピストン油室に供給された第2ピストン作動油が遠心力により発生する遠心油圧をキャンセルするためのキャンセル油圧を発生させるキャンセル油を導入する第2キャンセル油導入手段とを具備し、第1クラッチの第1入力ドラムが、第2クラッチ係合機構の第2キャンセラ壁を兼ねていて、入力軸の外周に第1クラッチ装着用スリーブが嵌合されていて第1クラッチの第1入力ドラムが、第1クラッチ装着用スリーブにガタなく固着されていて、第1クラッチ作動機構の第1ピストンの内周側端部が第1クラッチ装着用スリーブ上を摺動し、第1クラッチ作動機構の第1ピストン油室が第1入力ドラムの取り付けガタによる容積変化を生じないようにされていることを特徴とするツインクラッチ装置。
引用特許:
審査官引用 (2件)

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