特許
J-GLOBAL ID:200903026210118033
誘導電動機のベクトル制御装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
高田 守 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-327514
公開番号(公開出願番号):特開平8-187000
出願日: 1994年12月28日
公開日(公表日): 1996年07月16日
要約:
【要約】【目的】 一次抵抗変化量ΔR1及び二次抵抗変化量ΔR2の演算を簡単にする。【構成】 d-q座標上で、d軸及びq軸電流指令値、d軸及びq軸一次電流値、d軸及びq軸補償電圧等を用いて、近似的に一次抵抗変化量ΔR1及び二次抵抗変化量ΔR2を抵抗変化量演算手段29で演算する。これによって、二次抵抗変化量ΔR2の演算式に平方根が含まれていないので、演算処理が簡単にできる。
請求項(抜粋):
誘導電動機の電源角周波数に同期して回転する回転座標系で二次磁束の方向をd軸とするd-q座標上で、上記誘導電動機のベクトル制御を行う誘導電動機のベクトル制御装置において、指令演算手段に上記誘導電動機のトルク指令値、二次磁束指令値及び抵抗変化量演算手段で求めた二次抵抗変化量ΔR2を入力して、d軸一次電流指令値i1d*、q軸一次電流指令値i1q*及びすべり角周波数指令値ωs*を演算し、上記抵抗変化量演算手段にi1d*、i1q*、d軸一次電流i1d、q軸一次電流d1q、i1d*とi1dとの偏差電流Δi1d、i1q*とi1qとの偏差電流Δi1q、上記誘導電動機の回転角周波数ωrとωs*とを加算したインバータ角周波数ωinv、Δi1dに対する補償電圧e1d(fb)及びΔi1qに対する補償電圧e1q(fb)を入力して、上記誘導電動機の二次抵抗の設定値をR2*、励磁インダクタンスの設定値をM*、二次インダクタンスの設定値をL2*、d軸一次電圧変動量をΔe1d及びq軸一次電圧変動量をΔe1qとしたとき、一次抵抗変化量ΔR1を式(1)により算出し、上記二次抵抗変化量ΔR2を式(2)により演算して上記指令演算手段に出力し、フィードフォワード電圧演算手段にi1d*、i1q*、ωinv及びΔR1を入力してd軸のフィードフォワード電圧e1d(ff)及びq軸のフィードフォワード電圧e1q(ff)を演算し、座標変換手段にe1d(fb)とe1d(ff)とを加算したd軸一次電圧指令値e1d*、e1q(fb)とe1q(ff)とを加算したq軸一次電圧指令値e1q*及びωinvを積分したd-q座標系の位相θを入力して三相電圧指令値に変換し、インバータが上記三相電圧指令値に基づいて所定の電圧を上記誘導電動機に供給することを特徴とする誘導電動機のベクトル制御装置。【数1】
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