特許
J-GLOBAL ID:200903026225650459

3次元形状の要素分割方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小松 祐治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-205492
公開番号(公開出願番号):特開平10-031759
出願日: 1996年07月17日
公開日(公表日): 1998年02月03日
要約:
【要約】【課題】 対象物の3次元形状を6面体要素に分割する作業を効率的に行い、作業時間を短縮する。【解決手段】 先ず、対象物の3次元形状Aを、所定方向から透視的に見て複数の領域に区分される面要素(b、c)とその高さのデータとを一組みとする形状データの一群として入力した後、各領域の境界線及び/又は外形線に所定数の節点を設け、当該節点を通る平行線群によって各領域又は外形線内の領域を4角形要素に分割する。そして、4角形要素に対して高さデータ毎にグループ分けを行い、同一グループ内の4角形要素に対して同一の属性を付与した後、各4角形要素の属性に従って4角形要素をその高さ方向に沿って所定量をもって引き伸ばすとともに、これを所定の分割数をもって高さ方向において分割することにより6面体要素を作成する。最後に、各領域に属する6面体要素群のグループ分けを解除して一つの6面体要素群にまとめ上げて3次元FEM(有限要素法)モデルを完成させる。
請求項(抜粋):
対象物の3次元形状を多数の6面体要素に自動分割することによって有限要素法の解析に供する形状モデルを作成する3次元形状の要素分割方法において、(イ)3次元形状を、所定方向から透視的に見て複数の領域に区分される面要素とその高さのデータとを一組みとする形状データの一群として入力した後、(ロ)(イ)の複数の領域の境界線及び/又は外形線に所定数の節点を設け、当該節点を通る平行線群によって各領域又は外形線内の領域を多数の4角形要素に分割し、(ハ)4角形要素に対してその高さデータ毎にグループ分けを行い、同一グループ内の4角形要素に対して同一の属性を付与し、(ニ)各4角形要素の属性に従って4角形要素をその高さ方向に沿って所定量をもって各別に引き伸ばすとともに、これを所定の分割数をもって高さ方向において分割することにより6面体要素を作成し、(ホ)各領域に属する4角形要素群及びこれに対応する6面体要素群についてのグループ分けを解除して一つの6面体要素群にまとめ上げて形状モデルを完成させるようにしたことを特徴とする3次元形状の要素分割方法。

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