特許
J-GLOBAL ID:200903026270749881

カラム再生をしないクロマトグラフィによる糖化ヘモグロビンの連続測定法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長谷 照一 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-328901
公開番号(公開出願番号):特開平8-233824
出願日: 1995年12月18日
公開日(公表日): 1996年09月13日
要約:
【要約】【課題】 血液中の糖化ヘモグロビンの含有量をイオン交換カラムを利用して測定するに当たり、前の測定サンプルと次の測定サンプルとの間でいちいちカラムの再生処理を行うことなく、連続して測定できる方法を提供する。【解決手段】 アナライザのカラムとしてボロネート親和性吸収カラムを利用する。一連の溶血物サンプルを搬送液中に所定時間間隔ごとに注入する。サンプルを含んだ液流をカラムに通す前と後でそれぞれ分光光度測定器によりヘモグロビンに吸収される波長の光で吸光度を測定し、二つの測定値を比較することにより、糖化ヘモグロビンの含有率を算出する。100個以上のサンプルをカラムの脱離再生処理を行うことなく分析することができる。
請求項(抜粋):
哺乳動物の複数の血液サンプルの個々のサンプルにおける全ヘモグロビンに対する糖化ヘモグロビンの比率を連続的に測定する哺乳動物の複数の血液サンプルの分析方法であって、(a)前記複数のサンプルのうちの一つをそのサンプル中に含まれるヘモグロビンを遊離させるために溶液に溶解する工程と、(b)この溶解されたサンプルを、(i)吸光度検出器の第一検出パス(ii)ジヒドロキシボリル親和性媒質の固定層(iii)吸光度検出器の第二検出パスの中をこの順で連続的に流動するpHが約8.0以上の搬送液体の流れの中に、前記第一検出パスの上流側に注入する工程と、(c)前記第一および第二検出パスにおける前記搬送液体の流れによる光の吸光度をヘモグロビンにより吸収される波長で測定する工程と、(d)前記サンプルにおける全ヘモグロビンに対する糖化されたヘモグロビンの比率の計測手段として、前記第一検出パスで測定された吸光度と前記第二検出パスで測定された吸光度とを比較する工程と、(e)前記工程(a)〜(d)を、前記複数のサンプルのうちの残りのサンプルについて前記固定層から糖化ヘモグロビンを脱離することなく引き続いて繰り返す工程とを有してなることを特徴とする分析方法。
IPC (6件):
G01N 33/72 ,  G01N 30/48 ,  G01N 30/74 ,  G01N 30/78 ,  G01N 30/88 ,  G01N 33/50
FI (6件):
G01N 33/72 A ,  G01N 30/48 D ,  G01N 30/74 E ,  G01N 30/78 ,  G01N 30/88 Q ,  G01N 33/50 U
引用特許:
審査官引用 (3件)

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