特許
J-GLOBAL ID:200903026276112869

棒状ワークの移動焼入方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大西 孝治 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-199832
公開番号(公開出願番号):特開2001-026824
出願日: 1999年07月14日
公開日(公表日): 2001年01月30日
要約:
【要約】【目的】 軸方向の一部に大径部11が設けられた棒状ワーク10の外周面を、大径部11の直近まで均一な深さで移動焼入する。【構成】 誘導加熱コイル20として、棒状ワーク10の外周面を誘導加熱する一次コイル21と、一次コイル21からの誘導電流により、一次コイル21に流れる電流の一部を打ち消す二次コイル22とを、軸方向に移動可能に組み合わせた複合コイルを使用する。二次コイル22の前部を一次コイル21の前方に突出させた状態で、誘導加熱コイル20を移動させて棒状ワーク10の外周面を軸方向に順次加熱する。二次コイル22が大径部11の直近に到達すると、二次コイル22の移動を停止し、一次コイル21のみを引き続き移動させる。大径部11の近傍が二次コイル22の前部により集中的に加熱される。二次コイル22の停止中も一次コイル21の移動が続き、一次コイル21の前進に追従して前進する冷却ジャケット30の一次停止が回避される。
請求項(抜粋):
軸方向の一部に大径部が形成された棒状ワークの外周面を、その外周面の軸方向一部に対向する誘導加熱コイルの軸方向移動により、前記大径部の直近まで移動焼入する際に、前記誘導加熱コイルとして、ワーク外周面を誘導加熱する一次コイルと、一次コイルからの誘導電流により、一次コイルに流れる電流の一部を打ち消す二次コイルとを、軸方向に相対移動可能に組み合わせせた複合コイルを使用し、二次コイルの前部を一次コイルの前方に突出させて一次コイルと二次コイルの前部でワーク外周面を誘導加熱するようにした状態で両コイルを軸方向に移動させ、二次コイルが前記大径部の直近に到達した段階で二次コイルの移動を停止し、一次コイルのみを引き続き前記大径部の直近に到達するまで軸方向に移動させることを特徴とする棒状ワークの移動焼入方法。
IPC (2件):
C21D 9/00 ,  C21D 1/10
FI (3件):
C21D 9/00 A ,  C21D 9/00 H ,  C21D 1/10 G
Fターム (8件):
4K042AA14 ,  4K042AA23 ,  4K042BA13 ,  4K042DA01 ,  4K042DB01 ,  4K042DD04 ,  4K042DE02 ,  4K042DF02

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