特許
J-GLOBAL ID:200903026277268951

中空部に補強リブを有する射出成形品の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長谷川 曉司
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-310220
公開番号(公開出願番号):特開平6-155504
出願日: 1992年11月19日
公開日(公表日): 1994年06月03日
要約:
【要約】【目的】 中空部に補強リブを有する中空構造の射出成形品を能率的に製造する方法を提供する。【構成】 キャビティ表面からキャビティ空間側に突き出た突条が形成され、かつ、金型キャビティの一部を後退させてキャビティ容積を拡大可能とした射出成形金型を使用し、特定の時期に金型キャビティの一部を後退させる。
請求項(抜粋):
射出成形金型キャビティ内に注入された溶融樹脂中に加圧ガス体を圧入して、中空部に補強リブを有する射出成形品を製造するにあたり、前記金型キャビティの適所に、キャビティの一方の面から対向するキャビティ面に向って突き出た突条が形成されてなり、金型キャビティの一部を後退させてキャビティ容積を拡大可能とされてなる射出成形金型を使用し、この射出成形金型のキャビティに溶融樹脂を注入し、この溶融樹脂が流動状態にある間に、この溶融樹脂中に加圧ガス体を圧入する前に、または加圧ガス体を圧入しつつ、前記金型キャビティの一部を後退させる際の後退開始時期を、BallmanとShusmanが提案した(1)式、すなわち【数1】Ts=-(t2 /2πd)Ln〔π/4{(Tx-Td)/(Tc-Td)}〕 ・・・(1)(ただし、Tsは冷却時間(秒)、tはキャビティ後退前の成形品の肉厚(mm)、Txは樹脂の熱変形温度(°C)、Tcは成形機のシリンダー温度(°C)、Tdは射出成形金型温度(°C)、αは樹脂の熱拡散率であり(K/ρ)×Cpで表わされ、Kは樹脂の熱伝導率(cal/cm・sec・°C)、ρは樹脂の密度(g/cm3 )、Cpは樹脂の比熱(cal・g・°C)を意味する。)によって算出される射出成形時の冷却時間の5〜20%経過後とすることを特徴とする中空部に補強リブを有する成形品の製造方法。
IPC (6件):
B29C 45/00 ,  B29C 33/42 ,  B29C 45/26 ,  B29C 45/56 ,  B29C 45/80 ,  B29L 24:00

前のページに戻る