特許
J-GLOBAL ID:200903026323804073

蓄圧式燃料噴射装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 碓氷 裕彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-296411
公開番号(公開出願番号):特開平10-141167
出願日: 1996年11月08日
公開日(公表日): 1998年05月26日
要約:
【要約】【課題】 制御室圧設定部材とインジェクタボディ間、あるいは複数の制御室圧設定部材間のシール性を向上することにより、燃料リーク量を低減し、制御室への流入燃料の増加に起因する噴射量の減少を防ぐと共に、燃料リーク量と噴射量の経時変化を低減した蓄圧式燃料噴射装置を提供する。【解決手段】 第2の制御室圧設定部材51の固定部材であるシリンダ19から伝達される軸力の分布を、制御室12内の高圧燃料による第1の制御室圧設定部材52の受圧面内に位置させるので、制御室12内の高圧燃料による制御室圧設定部材51、52の凸状の変形を少なくし、第1の制御室圧設定部材52とインジェクタボディ7間の軽油の浸透を防ぐことができる。
請求項(抜粋):
高圧燃料を蓄圧するコモンレールから高圧燃料を導出する燃料配管を通して燃料の供給を受け、電気的に制御されてディーゼル機関に燃料を噴射する各気筒毎に設けられた蓄圧式燃料噴射装置において、噴射ノズルの燃料噴射孔を開閉するためのニードル弁と、該ニードル弁に接触、あるいは連結する制御ピストンと、前記ニードル弁の開弁時に前記燃料噴射孔から噴射する高圧燃料を前記噴射ノズルの前記燃料噴射孔に導くための高圧燃料導入通路と、該高圧燃料導入通路に連通して油圧力によって前記ニードル弁を閉弁方向に付勢する燃料が蓄えられるとともに、燃料低圧通路あるいは燃料低圧室に連通する制御室と、前記制御ピストンを摺動自在に嵌合するとともに、前記噴射ノズルの前記ニードル弁および前記制御ピストンからの低圧リークを回収する低圧リーク回収通路と前記高圧燃料導入通路を配設するインジェクタボディを具備し、前記高圧燃料導入通路と前記制御室の間に位置する制御室への導入燃料を制限するための第1の絞り孔と、前記制御室と前記燃料低圧通路あるいは前記燃料低圧室の間に位置する第1の絞り孔より通路抵抗の小さい第2の絞り孔とを配設する制御室圧設定部材を具備し、前記第2の絞り孔と前記燃料低圧通路の間には、前記制御室の高圧燃料を開放あるいは遮断するための電磁コイルと、該電磁コイルから発生する電磁力により駆動されると共に、閉弁方向に付勢するためのバネ部材と、前記電磁コイルにより駆動される可動部材と、該可動部材を摺動自在に嵌合するガイド部材を有する電磁二方弁を備え、前記制御室圧設定部材は前記インジェクタボディあるいは前記インジェクタボディに締結されたネジ部材にネジ、あるいはかしめなどで締結する前記制御室圧設定部材の固定部材によって、前記制御室と接するように前記インジェクタボディ上に位置する前記制御室圧設定部材を、前記制御室と接する面と反対側の面から前記インジェクタボディ方向に押しつけることによって固定され、前記制御室圧設定部材と前記固定部材の接触面は、少なくともその一部分が前記制御室圧設定部材の前記制御室との接触面内に位置することを特徴とする蓄圧式燃料噴射装置。
IPC (4件):
F02M 47/00 ,  F02M 47/02 ,  F02M 51/00 ,  F02M 51/06
FI (4件):
F02M 47/00 F ,  F02M 47/02 ,  F02M 51/00 F ,  F02M 51/06 Z
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • 電磁燃料噴射弁
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-083456   出願人:エラーシスシステマリセルカフィアトネルメゾウジィオルノソシエタコンソルティルペルアジオニ
  • 燃料インジェクタのシャッタ制御用計量バルブ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-324264   出願人:エラーシスシステマリセルカフィアトネルメゾウジィオルノソシエタコンソルティルペルアジオニ

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