特許
J-GLOBAL ID:200903026338886513

糖蛋白質の部位特異的接合体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 浅村 皓 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-312231
公開番号(公開出願番号):特開平11-217400
出願日: 1998年11月02日
公開日(公表日): 1999年08月10日
要約:
【要約】【課題】 糖蛋白質の活性を維持した2個以上の糖蛋白質の間の接合体を提供する。【解決手段】 本発明は糖蛋白質の部位特異的接合方法を記述し、これにおいては安定なジヒドラゾン結合が糖蛋白質間に形成され、また糖蛋白質は完全な活性を維持する。また本発明は式I、【化1】式中、X及びYは、糖蛋白質の炭水化物残基の近接水酸基がアルデヒドに酸化され、これが次いでヒドラジド官能基と反応に付されて、式Iにおいて“-C=NNH-”により表されるヒドラゾン結合を形成する糖蛋白質である新規な糖蛋白質-糖蛋白質接合体を提供する。
請求項(抜粋):
糖蛋白質上の炭水化物残基を介して2種以上の糖蛋白質を部位特異的に共有的接合する方法であって:(a)酸化されて炭水化物残基上にアルデヒドを生じている第1の糖蛋白質を、存在する糖蛋白質の量を超えるモル量にて存在するジヒドラジドまたはジヒドラジン含有試薬と混合して、糖蛋白質-ヒドラジドまたは糖蛋白質-ヒドラジン中間体を形成し、ここにおいて第1のヒドラゾン結合は前記第1の糖蛋白質のアルデヒドと、該ジヒドラジドまたはジヒドラジン含有試薬の第1のヒドラジドまたはヒドラジン基との間に形成され;並びに(b)酸化されて炭水化物残基上にアルデヒドを生じている第2の糖蛋白質を、工程(a)の糖蛋白質-ヒドラジドまたは糖蛋白質-ヒドラジン中間体と混合して糖蛋白質-糖蛋白質接合体を得、ここにおいて、第2の糖蛋白質のアルデヒドとジヒドラジドまたはジヒドラジン試薬の第2の未反応のヒドラジドまたはヒドラジンとの間の、第2のヒドラゾン結合が形成され、これによって糖蛋白質-糖蛋白質接合体を生成させること、を含んでなる糖蛋白質の部位特異的接合方法。
IPC (2件):
C07K 19/00 ,  G01N 33/535
FI (2件):
C07K 19/00 ,  G01N 33/535

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