特許
J-GLOBAL ID:200903026361298742

衝撃動工具

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鎌田 文二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-310519
公開番号(公開出願番号):特開平10-151584
出願日: 1996年11月21日
公開日(公表日): 1998年06月09日
要約:
【要約】【課題】 油圧を制御するバルブが弁室の上壁に衝撃的に当接するのを防止し、かつ、バルブの下降切換えがスムースに行なわれる衝撃動工具を提供する。【解決手段】 弁箱11の弁室12内に摺動自在に組込まれたバルブ15の上方に、そのバルブ15によって押し上げられる第1プランジャ35と第2プランジャ36とを設ける。第2プランジャ36の断面積を第1プランジャ35の断面積より大きくする。第2プランジャ36の上面側に設けられた上室37と給油口25とを連通させる通路38に絞り39を設ける。バルブ15が上昇し、上死点近くまで上昇して第2プランジャ36が押し上げられたとき、上室37内から押し出される油の量を絞り39により制限してバルブ15を減速させ、弁室12の上壁にバルブ15が衝撃的に当接するのを防止する。また、断面積の大きい第2プランジャ36の上面で上室37の油圧を受けてプランジャの推力の向上を図るようにしたので、バルブ下降切換え時のバルブの速度が速くなり、バルブの下降切換えをスムースに行なわせることができる。
請求項(抜粋):
シリンダの内部にピストンをスライド自在に組込み、シリンダ内の下端部には上記ピストンの下降時に、そのピストンで打撃される打撃部材を進退自在に挿入し、上記ピストンは、中程位置に大径部を有し、前記シリンダ内には、上記大径部の上面側に中室を、下面側には下室を設け、下室および中室と給油口および排油口との間に形成された弁室内にバルブを摺動自在に組込み、そのバルブの上下動により下室および中室に対する圧油の供給と排出とを切換えて、下室に供給される圧油の圧力とガスの圧力とによりピストンを上下動させ、そのピストンの上昇工程の途中に下室に供給された圧油の圧力をバルブに加えてバルブを上昇させ、そのバルブの上昇時に押し上げられるプランジヤ上に給油口と常に連通する上室を設け、その上室の圧力と弁室上部の圧力差によりプランジャを下降させてバルブを押し下げるようにした衝撃動工具において、前記プランジャを第1プランジャと、その第1プランジャより断面積の大きい第2プランジャとで形成し、第2プランジャの上面側に形成された前記上室と弁室の上部とを連通させる通路に絞りを形成したことを特徴とする衝撃動工具。
IPC (2件):
B25D 9/16 ,  B25D 9/12
FI (2件):
B25D 9/16 ,  B25D 9/12
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開昭63-093577
  • 特開昭63-156670
  • 特公平7-063939

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