特許
J-GLOBAL ID:200903026372055809

密閉形圧縮機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高橋 明夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-001610
公開番号(公開出願番号):特開2000-205130
出願日: 1999年01月07日
公開日(公表日): 2000年07月25日
要約:
【要約】【課題】 摺動部への給油を確保し、潤滑油の過剰な供給量による滴下音を減少させて静音化を図る冷蔵庫やルームエアコン等の密閉形圧縮機を提供する。【解決手段】密閉ケース5内に圧縮機や電動機要素を設け、ケース底部の油をシャフト1の回転により上部の圧縮機のピストン9やシリンダ10等の摺動部へ供給する密閉形圧縮機の給油構造において、シャフト1は、下端の給油ピース2先端穴2aが油に浸漬して垂直に配置され、かつ、回転中心軸7に偏心した給油通路1aとその上方の出口1eを備えると共に、上部にはスパイラル溝1bからなる油供給機構を形成し、出口から吐出した油を飛散しながら給油するが、このシャフト1にガス抜き通路12を形成すると共に回転速度により開閉可能なバルブ11を設け、高回転時の過剰な給油量を低下させて潤滑油の滴下音を減少する。
請求項(抜粋):
密閉ケース内に圧縮機と電動機要素を組み込むと共に、当該ケースの底部に貯留されている油を前記圧縮機を構成するシャフトの回転により前記油の油面より上方に配置される前記圧縮機の摺動部に供給する給油構造を備えた密閉形圧縮機であって、前記回転するシャフトを前記ケースの内部に垂直方向に取り付け、前記シャフトには、その下端から上方に向かって、その回転中心軸に対して偏心した位置に給油通路を形成し、かつ、前記給油通路の上部には、前記シャフトの回転により前記給油通路内を上昇した油の出口を形成し、さらに、前記シャフトの上部には、前記シャフトの回転により前記給油通路内の出口から吐出された油を前記シャフトの上方に導いて飛散しながら前記圧縮機の一部に供給する機構を備えた密閉形圧縮機において、前記シャフトに形成された前記給油通路には、前記油の油面より上方において前記給油通路をその外部に連通する開口を設けると共に、当該開口には、さらに、前記シャフトの回転速度に応じて開閉が可能なバルブを設置したことを特徴とする密閉形圧縮機。
Fターム (6件):
3H003AA02 ,  3H003AB03 ,  3H003AC03 ,  3H003BD06 ,  3H003CA01 ,  3H003CC03

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