特許
J-GLOBAL ID:200903026391000853

高速位相差オートフォーカス

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-319082
公開番号(公開出願番号):特開平5-249238
出願日: 1992年11月27日
公開日(公表日): 1993年09月28日
要約:
【要約】【目的】SARの信号処理時間を短くする位相差オートフォーカス方法を得る。【構成】従来の距離ビン毎にFFTを行っていた方法の代りに、各距離ビンの交差スペクトルに適切な位相シフトを行うことで各距離ビンに対する検出処理が省略され、リニヤの操作となるため従来のFFTは積分操作と交換され得る。この積分をコヒーレントな積分として、従来の方法と殆ど同一結果となる極めて高速な位相差オートフォーカスを得る。
請求項(抜粋):
合成アレイレーダデータの夫々の距離ビンを2つのサブアレイに分割する事と、2つのサブアレイを一緒に複素共軛乗算して交差スペクトルを作る事と、交差スペクトルの為の複素位相素子を決定してその位相を整列し、前に処理した距離ビンからの交差スペクトルの累算合計に交差スペクトルがコヒーレントに加算される事が出来る様にする事と、交差スペクトルを複素位相素子で乗算し、それを前に処理した距離ビンからの交差スペクトルの累算合計に加算する事と、全ての距離ビンに亘る処理を繰返して全ての距離ビンから最終交差スペクトルの合計を形成する事と、振幅加重関数を最終交差スペクトルの合計に適用する事と、振幅加重された交差スペクトルの合計に高速フーリエ変換を行って交差相関関数を作る事と、交差相関関数の振幅検出を行い交差相関関数のピークの位置を決める事と、ピークの位置にスケール係数を乗算して中心から端部迄の位相エラーの推定値を算出する事と、位相エラー修正信号を発生させ、合成アレイレーダデータに位相エラー修正信号を乗算する事によって合成アレイレーダデータから位相エラーを取除く事とのステップを含む合成アレイレーダ信号から位相エラーを取除く為の高速位相差オートフォーカスの方法。

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