特許
J-GLOBAL ID:200903026402926117

スクロール形流体機械

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 津田 直久
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-109940
公開番号(公開出願番号):特開平5-306689
出願日: 1992年04月28日
公開日(公表日): 1993年11月19日
要約:
【要約】【目的】固定スクロール1の下面と公転スクロール2の上面との間のスラスト受部4の全体に油を良好にまわすと共に、吸入ポート61,62から作動室6内に注入する油量を適正に保つ。【構成】公転基板21に、背面室3を中心側室31と外周側室32とに区画するシールリング30を介装し、中心側室31をケーシング9内の高圧圧力域に、外周側室32をスラスト受部4に設ける対称な半円溝51,52を介して渦巻外方部の吸入ポート61,62に各々連通させ、高圧の中心側室31から延びる給油通路7を、ハウジング90の端面で且つ公転スクロール2の動作に伴ってシールリング30の内外に交互に位置される部位に開口させ、外周側室32を間欠的に高圧に対し開き且つ間欠的に油を導入することとして、外周側室32の油量及び該室32と吸入ポート61,62との差圧が過大になるのを防止し、一対の半円溝51,52に適量の油を流通させて、スラスト受部4全体を潤滑すると共に作動室6内への注入油量が過剰になるのを防止した。
請求項(抜粋):
ケーシング9の内部に、固定基板11の前面に固定渦巻体12及びこの渦巻体12の外方に連続する外壁13を立設した固定スクロール1と、公転基板21の前面に公転渦巻体22を立設した公転スクロール2とを備え、前記公転基板21の背面に、前記公転スクロール2を固定スクロール1に押し付ける背面室3を設けると共に、前記外壁13の下面と前記公転基板21の前面外周部との間に環状のスラスト受部4を形成したスクロール形流体機械において、前記公転基板21の背面とこれに臨む静止部材との間に、前記背面室3を中心側室31と外周側室32とに区画する環状シール手段30を設けて、前記中心側室31を高圧圧力域に連通させると共に、前記外周側室32を、入口部を前記スラスト受部4上において互いに180度変位させ且つそれぞれが前記スラスト受部4上に沿って半周近くにわたり延びる一対の対称な第一円弧溝51及び第二円弧溝52を介して、前記各渦巻体12,22の外方に位置する一対の吸入ポート61,62にそれぞれ連通させる一方、前記外周側室32に、高圧圧力域から延びる給油通路7を減圧機構8を介して開口させたことを特徴とするスクロール形流体機械。
IPC (5件):
F04C 18/02 311 ,  F01C 1/02 ,  F04C 29/00 ,  F04C 29/02 311 ,  F04C 29/02 321

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