特許
J-GLOBAL ID:200903026403377907

セレン含有廃水の処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 正武 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-182665
公開番号(公開出願番号):特開平5-078105
出願日: 1991年07月23日
公開日(公表日): 1993年03月30日
要約:
【要約】【目的】 SeO32-とSeO42-とを含有する処理原水中のセレンを有効に除去する。【構成】 処理原水とBaCl2等の金属塩を第一反応槽1内にてpH=4.5±0.5の範囲で混合攪拌し、ついで第2反応槽2にてFeCl3等の鉄塩および中和剤とともにpH=4.5±0.5の範囲で混合攪拌する。反応処理後の懸濁液は、凝集槽3内にて凝集剤とともに緩速攪拌された後、沈降槽4にて沈殿物と溢流水とに分離される。 そして、前記沈殿物は、沈降槽4内で沈降濃縮され、高濃度懸濁液として沈降槽4の底部から連続的に抜出された後、脱水機5内で脱水処理され、ケーキとして排出される。一方、沈降槽4から溢流した排水は、第3反応槽6内にて硫酸または硫酸ナトリウムと混和され、中和槽7内にてアルカリ水溶液により中和され、砂濾過槽8で懸濁物質と分離された後系外に排出される。
請求項(抜粋):
SeO32-とSeO42-とが溶存する処理原水に、セレンと反応して難溶性塩を生成する金属塩を、溶存する前記各イオンの総量以上の当量となるよう添加し、SeO32-、SeO42-、およびSO42-と前記金属塩の混合塩を生成させ、前記反応後、硫酸イオンを含有しない可溶性の鉄塩を添加するとともに、pHを4.0〜5.5の範囲に調整し、残存するSeO32-をFe2(SeO3)3および生成した鉄塩とセレンとの共沈物として固定し、更に、前記各Se塩および共沈物を固相として液相より分離することにより、処理水中のセレン濃度を低減させることを特徴とするセレン含有廃水の処理方法。
IPC (2件):
C01B 19/00 ,  C02F 1/58

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