特許
J-GLOBAL ID:200903026423905926

耐割れ性に優れた高強度溶接継手の作製方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-071521
公開番号(公開出願番号):特開平10-263817
出願日: 1997年03月25日
公開日(公表日): 1998年10月06日
要約:
【要約】【課題】 溶接継手に必要とされる強度を十分に上回る、引張り強さが950MPa以上の高強度溶接継手を、従来対比で低い温度域の予熱によっても溶着金属に割れが発生することなしに作製し得る方法について、提案する。【解決手段】 C:0.07〜0.16wt%, Si:0.20wt%以下,Mn:0.60〜1.20wt%,Cu:0.5 wt%以下,Ni:1.0 〜3.0 wt%,Cr:0.30〜1.20wt%,Mo:0.30 〜0.80wt%, V:0.01〜0.1 wt%,Nb:0.005〜0.03wt%,Al:0.015 〜0.10wt%,B:0.0005〜0.0020wt%, P:0.010wt%以下,S:0.005 wt%以下およびN:0.005 wt%以下を含み残部が実質的にFeからなる、硬さが310 〜360 HVの鋼材に、溶着金属の化学組成がC:0.07wt%以下,Ni:3.0 〜4.0 wt%およびO:0.030〜 0.050wt%を含みかつ炭素当量が0.6 〜0.9 wt%となる溶接材料を用いた、被覆アーク溶接法による突き合わせの多層盛り溶接を、入熱量:15kJ/cm以上35kJ/cm以下、予熱温度:75°C以上120 °C未満およびパス間温度:100 °C以上250 °C以下の条件にて施し、硬さが290 〜340HV の溶着金属で接合部を形成する。
請求項(抜粋):
C:0.07〜0.16wt%,Si:0.20wt%以下,Mn:0.60〜1.20wt%,Cu:0.5 wt%以下,Ni:1.0 〜3.0 wt%,Cr:0.30〜1.20wt%,Mo:0.30 〜0.80wt%, V:0.01〜0.1 wt%,Nb:0.005〜0.03wt%,Al:0.015 〜0.10wt%,B:0.0005〜0.0020wt%, P:0.010wt%以下,S:0.005 wt%以下およびN:0.005 wt%以下を含み残部が実質的にFeからなる、硬さが310 〜360 HVの鋼材に、溶着金属の化学組成がC:0.07wt%以下,Ni:3.0 〜4.0 wt%およびO:0.030〜 0.050wt%を含みかつ下記式で定義されるCeq が0.6 〜0.9 wt%となる溶接材料を用いた、被覆アーク溶接法による突き合わせの多層盛り溶接を、入熱量:15kJ/cm以上35kJ/cm以下、予熱温度:75°C以上120 °C未満およびパス間温度:100 °C以上250°C以下の条件にて施し、硬さが290 〜340HV の溶着金属で接合部を形成することを特徴とする溶接継手の作製方法。記Ceq=C+ Mn /6+(Cr+ Mo +V)/5+(Ni+Cu) /15
IPC (6件):
B23K 9/095 501 ,  B23K 9/14 ,  B23K 9/23 ,  B23K 35/30 330 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/54
FI (6件):
B23K 9/095 501 G ,  B23K 9/14 A ,  B23K 9/23 A ,  B23K 35/30 330 A ,  C22C 38/00 301 B ,  C22C 38/54

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