特許
J-GLOBAL ID:200903026425384826

逆行性冠状静脈洞用カテーテル

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青山 葆 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-099329
公開番号(公開出願番号):特開平6-063148
出願日: 1993年04月26日
公開日(公表日): 1994年03月08日
要約:
【要約】【目的】 心臓麻痺溶液を冠状静脈洞内に逆行性投与を行うのに有益で、かつ、冠状静脈洞における保持性と安定性が向上したカテーテルを提供する。【構成】 カテーテル(12)は、注入管と、圧力測定管と、膨張管とを含むカテーテルチューブ(18)を備えるとともに、膨張可能なバルーン(16)および圧力測定チューブ(24)を備えている。圧力測定チューブ(24)は膨張管に接続されていてバルーン(16)内の圧力を検出するようになっている。圧力測定チューブ(24)の体積はバルーン(16)の体積に比較して相対的に膨張しない構成となっている。注入管には絞り部が形成されていて、注入管出口(34)を通る液が噴出流とならないようにしている。また、注入液の温度を検出するために、カテーテル(12)に温度検出ストリップ(74)を設けている。
請求項(抜粋):
心臓麻痺溶液を患者の心臓の冠状静脈洞内に逆行性注入するための冠状静脈洞用カテーテル(12;200;300;400)であって、柔軟でかつ細長いカテーテルチューブ(18;204)を有し;該カテーテルチューブ(18;204)は、基端部(20)と先端部(22)とを有するとともに、該チューブ(18;204)を夫々軸心方向に延びるところの注入管(26)、圧力測定管(28)および膨張管(30)と、カテーテルチューブ(18;204)の先端部(22)の近傍に形成された少なくとも1つの注入管出口(32,34,36,38)と、カテーテルチューブ(18;204)の先端部(22)の近傍に形成された少なくとも1つの圧力測定管出口(40;314)とを含み、さらに、膨張可能なバルーン(16;202;302;402)をカテーテルチューブ(18;204)に有し;該バルーンは、注入管出口(32,34,36,38)および圧力測定管出口(40;314)の近傍におけるカテーテルチューブ(18;204)の先端部(22)の近傍に、カテーテル(12;200;300;400)の先端部(22)を冠状静脈洞内に固定するために設けられ、膨張管(30)の一端は、バルーン(16;202;302;402)を膨張させるために、バルーン(16;202;302;402)の内部に対して液流可能に接続され、バルーン(16;202;302;402)は、ショアA型硬度計で20〜35の範囲のショア押込硬度を有するとともに、非膨張時に0.3〜0.5mmの範囲の厚み壁寸法を有する弾性材料により成形され、バルーン(16;202;302;402)は、さらに、冠状静脈洞に対して摩擦係合するところの外側に面しかつ互いに離れた複数個のリブ(44;206;304;404)を備え、さらに、バルーン(16;202;302;402)内の圧力を検出してバルーン(16;202;302;402)の状態を表示するための圧力測定チューブ(24)を備え;該圧力測定チューブ(24)の一端はバルーン(16;202;302;402)と反対側において膨張管(30)の一端と液流可能に接続され、圧力測定チューブ(24)は、ショアA型硬度計で35より大きいショア押込硬度を有するとともに0.6mmより大きい厚み壁寸法を有する弾性材料で成形され、圧力測定チューブ(24)は、カテーテル(12;200;300;400)の通常操作においてバルーン(16;202;302;402)の内部体積に比較して相対的に非膨張性である内部体積を有し、さらに、コネクタ(68)を有し;該コネクタ(68)は膨張管(30)と反対の圧力測定チューブ(24)の端部に液流可能に接続されて、圧力手段(15)をカテーテル(12)に接続し、バルーン(16;202;302;402)を膨張または収縮させるようにしたことを特徴とする冠状静脈洞用カテーテル。
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭59-137065
  • 特表平3-503966

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