特許
J-GLOBAL ID:200903026433882215

車両用ガス燃料供給システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 下田 容一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-087266
公開番号(公開出願番号):特開2000-282956
出願日: 1999年03月29日
公開日(公表日): 2000年10月10日
要約:
【要約】【課題】 水分の混入が問題となる可能性のある車両用ガス燃料供給システムにおいて電磁遮断弁の故障状態を効率よく判定する技術を提供する。【解決手段】 図(f)で、第1遮断弁が全開になれば直ちに圧力は回復するはずであり、グラフに太線で示したようになる。しかし、第1遮断弁が故障して、十分に開かなければ、圧縮天然ガスの供給が不足して圧力の回復が遅れる若しくは回復しない。グラフで破線で示したようになる。このことを圧力上昇率しきい値ΔP(t)で判定する。【効果】 車両の停止中若しくは運転中に、遮断弁が閉じたままで開かなくなったか否かを診断することができる。このように遮断弁が正常に作動することを適時診断することができ、遮断弁の故障にともなうトラブルを未然に防止することができる。
請求項(抜粋):
ガス燃料をガスエンジンに供給する配管に遮断弁と圧力センサとをこの順に配置する車両用ガス燃料供給システムにおいて、開いている前記遮断弁を閉弁して遮断弁閉じタイマのカウントを開始し、この遮断弁閉じタイマがカウントアップしたら、前記遮断弁を開くと同時に圧力センサで圧力を計測して圧力初期値として記憶し、且つ診断タイマのカウントを開始し、この診断タイマがカウントアップしたら、前記圧力センサで圧力を計測して圧力最終値とし、前記圧力初期値と圧力最終値とから求めた圧力上昇率が、予め定めた圧力上昇率しきい値より小さいときに、前記遮断弁が故障状態であると判定する制御部を備えることを特徴とする車両用ガス燃料供給システム。

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