特許
J-GLOBAL ID:200903026459389738

薬物速度論をベースとする薬物設計ツールおよび方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 敬 (外4名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-569763
公開番号(公開出願番号):特表2002-524809
出願日: 1999年09月14日
公開日(公表日): 2002年08月06日
要約:
【要約】本発明は、投与された問題の化合物の吸収を予測する薬物速度論に基づく設計および選択ツール(PKツール)および方法に関する。これらの方法はツール、および必要に応じて別々に操作可能な構成要素またはそれらのサブシステムを利用する。PKツールはコンピュータ読取り可能な構成要素として下記のものを包含する:(1)入力/出力システム、(2)選択された投与経路に基づく1またはそれより多い吸収に対する生理学的バリヤーを有する問題の哺乳動物システムの1またはそれより多いセグメントの生理学に基づくシミュレーションモデル、および(3)微分方程式の求解機を有するシミュレーションエンジン。本発明は、また、in vitroまたはin vivoデータから、in vivo吸収、および必要に応じて1またはそれより多い追加の性質を予測する、最小の入力要件、すなわち、生理学に基づくシミュレーションモデルを最適化しならびに可能とする方法を提供する。本発明のPKツールは、コンピュータシステムとして、コンピュータ読取り可能な媒体の形態の製造物品、またはコンピュータプログラム製品およびその他として提供することができる。PKツールのサブシステムおよび個々の構成要素は、また、投与された化合物の運命を予測する、種々の異なる応用において利用し、採用することができる。本発明のPKツールおよび方法を使用して、化合物のライブラリーをスクリーニングしかつ設計し、薬物を選択しかつ設計し、ならびに1またはそれより多い問題の化合物のin vitroおよび/またはin vivoデータから哺乳動物における薬物の効能を予測することができる。本発明のPKツールおよび方法は、また、哺乳動物の障害の治療において使用するための薬剤の製造するために、薬物化合物、および多化合物薬物および薬物処方物(すなわち、薬物送出システム)を選択し、設計し、そして製造するとき使用される。
請求項(抜粋):
データ源システムの解剖学的セグメント中の被験化合物の薬物速度論的性質からターゲット哺乳動物システムの解剖学的セグメント中のターゲット化合物の薬物速度論的性質を予測するコンピュータで実行される方法であって、前記コンピュータは、操作可能にリンクされた構成要素として、 (a) 入力/出力システム、 (b) シミュレーションエンジン、および (c) 前記哺乳動物システムの記憶された生理学的薬物速度論的シミュレーションモデル、を含んでなり、前記シミュレーションモデルは、 前記データ源システムの解剖学的セグメント中の被験化合物の薬物速度論的性質を含んでなる微分方程式のための入力データを使用して、前記ターゲット哺乳動物システムの1またはそれより多い生理学的パラメーターの変化および前記哺乳動物システム中の前記ターゲット化合物の運動および配置を時間のファンクションとして計算する微分方程式、および 前記哺乳動物システムのファンクションの前記生理学的薬物速度論的シミュレーションモデルを開始するための制御ステートメントのルールを有する論理ファンクションモジュール、を含んでなり、 ここで前記モデルは、前記データ源システムの一部分中の前記被験化合物の選択された薬物速度論的性質に対応する入力値が供給されたとき、前記ターゲット化合物の前記選択された薬物速度論的性質の推定値を構築し、 前記方法は、 (a) 前記データ源システムのセグメント中の前記被験化合物の薬物速度論的性質を含んでなる入力データを前記入力/出力システムの中に入力し、そして (b) 前記シミュレーションエンジンおよび前記シミュレーションモデルを適用し、そして前記推定ファンクションを開始して、前記ターゲット哺乳動物システムのセグメント中の前記ターゲット化合物の前記薬物速度論的性質を予測する、ことを含んでなる方法。
引用文献:
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