特許
J-GLOBAL ID:200903026472405432

面内異方性の小さい高r値冷延鋼板の製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 今井 毅
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-355778
公開番号(公開出願番号):特開平5-171292
出願日: 1991年12月21日
公開日(公表日): 1993年07月09日
要約:
【要約】【目的】 優れた加工性を示す面内異方性の小さい高r値冷延鋼板を工業規模で安定製造できる手段を確立する。【構成】 C≦0.05%,Si≦ 0.3%,Mn:0.01〜 0.4%,S≦0.02%,sol.Al:0.01〜0.08%,N≦0.01%、又は更に特定量のBも含むか、或いはこれに加えて特定量のTi,Nb,Zr及びVの1種以上も式〔C当量〕-〔Ti当量/4〕≦0.0020を満たす割合で含む熱鋼片を、少なくとも、 a) 最終パスの圧延が温度1200〜900°C,圧下率30%以上である一次圧延を行う, b) 次に1200°C〜900 °Cの温度域に1〜60分間保持して析出処理を行う, c) Ar3点を下回る温度域で合計圧下率30%以上の圧延を行う, d) γ域へ再度急速加熱してα→γ逆変態を生じさせる,e)γ域冷却して合計圧下率:50〜97%の冷間圧延を行う, f) 550〜900 °Cの温度で再結晶焼鈍を行う, なる処理を含む工程で順次加工・熱処理する。
請求項(抜粋):
重量割合にてC:0.05%以下, Si: 0.3%以下, Mn:0.01〜 0.4%,S:0.02%以下, sol.Al:0.01〜0.08%, N:0.01%以下を含み、残部がFe及び不可避的不純物から成る熱鋼片を、少なくとも下記a)〜f)の処理を含む工程で順次加工・熱処理することを特徴とする、面内異方性の小さい高r値冷延鋼板の製造方法。a) 最終パスの圧延を1200〜900°Cの温度域にて圧下率30%以上で実施するところの一次圧延を行う,b) 一次圧延後、1200°C〜900°Cの温度域に1〜60分間保持して析出処理を行う,c) Ar3点を下回る温度域で合計圧下率30%以上の圧延を行う,d) Ac3点〜〔Ac3点+100°C〕の温度域まで5°C/s以上の加熱速度で昇温し、フェライトからオ-ステナイトへの逆変態を生じさせる,e) 該オ-ステナイト相温度域から冷却し、合計圧下率が50〜97%の冷間圧延を行う,f) 550〜900°Cの温度で再結晶焼鈍を行う。
IPC (4件):
C21D 9/48 ,  C21D 8/04 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/06

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