特許
J-GLOBAL ID:200903026483753270

車両の液圧ブレーキ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 池田 一眞
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-213979
公開番号(公開出願番号):特開平11-034852
出願日: 1997年07月23日
公開日(公表日): 1999年02月09日
要約:
【要約】【課題】 ブレーキ操作部材を解除したときのピストンの後退に起因して発生する衝撃音を低減し、良好なブレーキフィーリングを確保する。【解決手段】 ピストン(第2のピストン12)の後方に液室(パワー室R1)を形成すると共に、この液室に連通可能な連通路(1t)を形成する。この連通路の液室に対する流路面積を、少なくともピストンの後端位置からの初期移動領域では絞りを形成する微小面積とし、初期移動領域を越えた後はピストンの前進移動に応じて増加するように形成する。絞りを形成する手段としては、ピストン後部の外周面をテーパ形状とする。而して、ブレーキ操作が解除されてピストンが後退し、ピストンがシリンダボデーに当接する際には、液室がダンパ室として機能するので、衝撃音が低減される。
請求項(抜粋):
シリンダボデー内にピストンを液密的摺動自在に収容し、該ピストンの前方に圧力室を形成し、ブレーキ操作部材の操作に応じて前記ピストンを前進駆動し前記圧力室からブレーキ液圧を出力するマスタシリンダを備えた車両の液圧ブレーキ装置において、前記ピストンの後方に液室を形成すると共に、該液室に連通可能な連通路を形成し、該連通路の前記液室に対する流路面積を、少なくとも前記ピストンの後端位置からの初期移動領域では絞りを形成する微小面積とし、該初期移動領域を越えた後は前記ピストンの前進移動に応じて増加するように形成したことを特徴とする車両の液圧ブレーキ装置。

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