特許
J-GLOBAL ID:200903026486380394

熱安定剤としての潜伏性メルカプタン

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 敬 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-193336
公開番号(公開出願番号):特開平11-092592
出願日: 1998年07月08日
公開日(公表日): 1999年04月06日
要約:
【要約】【課題】 メルカプタンの相乗作用および改良された酸化安定度を有する熱安定剤組成物、特に、概してメルカプタンに伴う不快臭が実質的にまったく無い潜伏性メルカプタン含有熱安定剤組成物を提供し、それらの熱安定剤組成物を用いて、硬質および軟質の両方のPVC樹脂組成物を安定化し、熱に対して安定化されたハロゲン含有ポリマー組成物、PVCの組成物および物品、並びに軟質PVCの組成物および物品を提供する。【解決手段】 2-S-(テトラヒドロピラニル)-チオアルカノールまたはそれらのカルボン酸エステルと、相乗的な量の金属系安定剤またはルイス酸または前記金属系安定剤とルイス酸との混合物とを、ハロゲン含有ポリマー組成物に添加し、上記潜伏性メルカプタンが分解して遊離メルカプタンを放出する高温において、その組成物を加工する。
請求項(抜粋):
普通は熱誘起分解を受けやすいポリマー組成物であって、高温における、その組成物の加工の間、ブロックされたメルカプタンの分解生成物が存在し、前記生成物が遊離メルカプタンを包含しており、前記ブロックされたメルカプタンが下記構造を有し、【化1】上式中、aは1であり、mは0であり、nは0または1であり、yおよびzは1であり、R1 はヒドロキシアルキル、ヒドロキシ (ポリアルコキシ) アルキル、アシルオキシアルキル、アシルオキシ (ヒドロキシアルキル) 、アシルオキシ (アルコキシアルキル) 、アシルオキシ (ポリアルコキシ) アルキル、ベンゾイルオキシ(ポリアルコキシ) アルキル、またはアルキレンビス-(アシルオキシアルキル)基であって、これらにおいて、それらのアルキル部分は2〜20個の炭素原子を有し、それらのアシルオキシ部分は2〜22個の炭素原子を有しており、R2 、R3 、R4 、およびR5 は水素であり、R3 またはR5 のいずれかはR7 およびOと結合して、複素環部分を形成しており、かつ、上記ポリマーの重量に対して約 0.005〜 0.5%未満の相乗剤が、金属系熱安定剤、ルイス酸、およびそれらの混合物からなる群より選ばれる組成物。
IPC (5件):
C08K 5/378 ,  C07C323/12 ,  C08K 3/16 ,  C08K 5/098 ,  C08L 27/06
FI (5件):
C08K 5/378 ,  C07C323/12 ,  C08K 3/16 ,  C08K 5/098 ,  C08L 27/06

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