特許
J-GLOBAL ID:200903026491058018

方向探知装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 宮田 金雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-066356
公開番号(公開出願番号):特開平11-258320
出願日: 1998年03月17日
公開日(公表日): 1999年09月24日
要約:
【要約】【課題】 配列されたアンテナにおいて、それぞれのアンテナの放射パターンが互いに不揃いである場合、電波源の測角値の精度が劣化することがあり、これを改善する方向探知装置を得る。【解決手段】 複数のアンテナが配列されたアンテナプラットフォームを瞬時視野方向を不変にして回転させるか、または瞬時視野方向を変動させながら回転させ、電波源の測角値の平均値を求めることにより上記の劣化を抑圧するものである。
請求項(抜粋):
電波源からの電波を受信する同一仕様の複数のアンテナと、同一の方向に指向させた上記複数のアンテナを取りつけたアンテナプラットフォームと、上記複数のアンテナに指向方向を維持しつつ上記アンテナプラットフォームを回転させる瞬時視野不変回転駆動装置と、上記瞬時視野不変回転駆動装置に所定の回転を指示する制御装置と、上記複数のアンテナそれぞれに対応して接続された同一仕様の複数の受信機と、上記受信機の出力から共分散行列を算出する共分散行列算出器と、上記共分散行列算出器より出力される共分散行列にもとづいて固有値および固有ベクトルを算出する固有値・固有ベクトル算出器と、上記制御装置の与える所定の回転角度にもとづき、かつ上記複数のアンテナ配列にもとづくモードベクトルを算出するモードベクトル算出器と、上記固有値・固有ベクトル算出器より出力される固有値および固有ベクトルにもとづいて張られる雑音部分空間に上記モードベクトル算出器より出力されるモードベクトルを射影し、その射影長を算出する雑音部分空間射影長算出器と、上記雑音部分空間射影長算出器より出力される上記射影長が極小となるときの上記電波源の方位角および仰角を求める射影長極小値算出器と、上記制御装置より上記モードベクトル算出器と上記瞬時視野不変回転駆動装置に、先に与えた所定の回転角とは異なる回転を指示して、上記アンテナから上記射影長極小値算出器までの処理を再び行い、上記制御装置が与える回転角に対応して得られる上記電波源の方位角および仰角の平均値を算出する平均値算出器とで構成したことを特徴とする方向探知装置。

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