特許
J-GLOBAL ID:200903026555422649

耐摩耗及び摺動特性に優れた高強度アルミニウム合金

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鎌田 文二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-188873
公開番号(公開出願番号):特開平5-033093
出願日: 1991年07月29日
公開日(公表日): 1993年02月09日
要約:
【要約】【目的】 高強度で耐摩耗性、含油による摺動特性、耐熱性に優れる摺動部品用のアルミニウム合金を提供する。【構成】 重量基準でSi:5〜30%、Fe又はNi:3〜10%もしくはこの両者を各々の量が3〜10%の範囲にあるようにして合計で15%以下、Cu:1〜5%、Mg:0.2〜1.5%、Mn:0.2〜1%を含み、残部がAl及び不可避不純物から成る急冷凝固アルミニウム合金粉末を、材料の準安定状態の合金相を損わない温度で熱間鍛造して成形固化し、固化体中に10μm以下の独立空孔を2〜5%残存させる。この合金はSiが耐摩耗性を高め、Fe、NiがAlとの金属間化合物を生成して高温強度を高め、Cu、Mg、Mnが強度、硬度等の機械的特性を向上させる。また、残存空孔が湿式潤滑環境下で含油効果を生じさせ部品の焼付きを防止する。また、残存空孔が微細な独立空孔であるので応力に耐え易く、酸化雰囲気の浸透による粒界の劣化も生じ難い。
請求項(抜粋):
重量基準でSi:5〜30%、Fe又はNi:3〜10%もしくはこの両者を各々の量が3〜10%の範囲にあるようにして合計で15%以下、Cu:1〜5%、Mg:0.2〜1.5%、Mn:0.2〜1%を含み、残部がAl及び不可避不純物から成る急冷凝固アルミニウム合金粉末を、材料の準安定状態の合金相を損わない温度で熱間鍛造して成形固化し、固化体中に10μm以下の独立空孔を2〜5%残存させて成る耐摩耗及び摺動特性に優れた高強度アルミニウム合金。
IPC (3件):
C22C 21/00 ,  C22C 21/02 ,  C22C 1/04
引用特許:
審査官引用 (6件)
  • 特開平3-006344
  • 特開昭63-169340
  • 特開昭62-224602
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