特許
J-GLOBAL ID:200903026561254499

磁気共鳴イメージング方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 春日 讓
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-056965
公開番号(公開出願番号):特開平5-103768
出願日: 1991年03月20日
公開日(公表日): 1993年04月27日
要約:
【要約】〔目的〕 互いに離れた複数の断層部位を同時に励起する磁気共鳴イメージング方法で、従来の3次元イメージング方法を活用し、必要な複数の断層部位のみを励起することにより効率のよい磁気共鳴イメージング方法を行う。〔構成〕 被検体の体軸方向に印加される傾斜磁場と、複数の周波数成分で合成され、周波数成分の位相が一定の関係を有する高周波磁場とで、断層画像を作成しようとする複数の断層部位を同時に選択し、それぞれの断層部位から得られた共鳴信号を同時に信号処理して、断層画像を作成する。
請求項(抜粋):
静磁場に配置された被検体に対し、高周波磁場を照射して磁気共鳴現象を励起させ、続いて互いに直交する3つの軸方向に関しそれぞれ決められた作用を生じる傾斜磁場を印加し、これにより前記磁気共鳴現象に伴って生じた信号が放射される被検体の断層部位を選択し、この断層部位からの前記信号を検出し、当該断層部位を変更しながら前記信号を多数収集し、収集した前記信号に対して像再構成の演算を実行して前記断層部位の断層画像を作成・表示する磁気共鳴イメージング方法において、前記断層部位の断層面に対して垂直の軸方向に沿って印加される前記傾斜磁場と前記被検体に照射される前記高周波磁場の周波数とによって、励起する前記断層部位が選択され、前記高周波磁場が、互いに離れた位置にある複数の前記断層部位を励起するため、前記複数の断面部位のそれぞれに対応する複数の周波数成分を含み、かつ照射以前に所定のタイミングで前記複数の周波数成分の各位相相互の関係が一定の関係になるように制御されており、前記複数の断層部位の前記断層画像を作成するために2次元イメージングシーケンスを、前記断層部位の数と等しい回数繰り返し実行し、この時、前記断層部位の断層面に垂直な方向にて重なったデータを分離するため、位相エンコード用の前記傾斜磁場を印加し、得られた前記信号に対し、前記複数の断層部位の各断層面の平行方向に関する2次元フーリエ変換と、前記各断層面の垂直方向に関するフーリエ変換を行い、前記複数の断層部位のそれぞれについて同時に画像化を行い、複数の断層画像を同時に作成することを特徴とする磁気共鳴イメージング方法。
IPC (2件):
A61B 5/055 ,  G01R 33/48
FI (3件):
A61B 5/05 376 ,  A61B 5/05 380 ,  G01N 24/08 Y

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