特許
J-GLOBAL ID:200903026566904084

デブロッキングフィルタ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外9名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-153425
公開番号(公開出願番号):特開平11-004366
出願日: 1997年06月11日
公開日(公表日): 1999年01月06日
要約:
【要約】【課題】 DCT(離散的コサイン変換)など直交変換を基幹技術とする高能率符号化伝送方式で、符号化効率が高い場合、復号画像にブロック歪やモキート歪が発生することがある。本発明はこれら歪を低減するデブロッキングフィルタを提供する。【解決手段】 本発明のデブロッキングフィルタは、スルーを含む遮断特性の異なる複数の低域通過フィルタ1-Nを用意し、フレーム差と画素間差(エッジ)をベースとした動き量に応じて(1)画素ごとに、前記低域通過フィルタ1-Nを切り替えて(3)通すことを特徴とし、また、低域通過フィルタ1-Nの切り替えをさらに直交変換係数の量子化特性を記述する量子化パラメータで制限する(4)ことを特徴とする。
請求項(抜粋):
符号化効率が高い場合、その復号画像に発生するブロック歪やモスキート歪を軽減するため、直交変換を使用した高能率符号化伝送による復号画像を入力せしめて画像処理するデブロッキングフィルタにおいて、該フィルタが:入力を共通にする遮断特性の異なる少なくとも一つの低域通過フィルタと;入力画素値と前フレームの同一空間位置の画素値とのフレーム間差の絶対値を入力画素と隣接画素との画素値間差の絶対値で除して画像の動き量を求める手段と;求められた前記画像の動き量に応じ、前記少なくとも一つの低域通過フィルタ出力信号と前記共通の入力信号の中から、動き量が大きいほど通過帯域の狭い信号を選択して出力するよう、画素ごとに適応的に切替処理する信号切替手段と;を具備したことを特徴とするデブロッキングフィルタ。

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