特許
J-GLOBAL ID:200903026679463173

データベース管理方式

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大菅 義之 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-320461
公開番号(公開出願番号):特開平7-175700
出願日: 1993年12月20日
公開日(公表日): 1995年07月14日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 トランザクション実行中におけるチェックポイントの取得及び該障害復旧処理を高速に行えるようにする。【構成】 データベースの各論理ページに対応する物理ページをシャドウページ方式により管理するページテーブルを構成するカレント版論理ページブロック304と、該ブロック内のページテーブルを管理する管理ブロック302を設ける。そして、チェックポイント時には、管理ブロック302についてはシャドウページを削除した内容を2次記憶40上の論理ページ管理ブロック402内にバックアップし、論理ページブロック304についてはそのままの内容を2次記憶40上の論理ページブロック404内にバックアップする。また、トランザクション完了時にログを2次記憶40上のシステムログファイル412に記録する。そして、システム障害発生時には、該ブロック402,404及びファイル412の内容に基づき、データベースを障害発生前の状態に復旧させる。
請求項(抜粋):
データが論理的な領域である複数の論理ページに分割されて格納されるデータベースの管理方式において、該データベースの実体のデータを該論理ページに1対1に対応する物理ページに分割して記憶する2次記憶上のデータベース記憶手段(1)と、上記各論理ページについて、それらの最新の更新データが格納されている最新物理ページと該更新前のデータが格納されているシャドウ物理ページの上記データベース記憶手段内での位置情報を管理するカレント版ページテーブル(2)と、チェックポイント時にバックアップがとられた該カレント版ページテーブルをシャドウページテーブル、該チェックポイント後に更新された該カレント版ページテーブルを最新ページテーブルとして管理するカレント版ページテーブル管理テーブル(3)と、チェックポイント時点での上記カレント版ページテーブル(2)の内容を記憶する2次記憶上のバックアップ版ページテーブル(4)と、データベース復旧時に用いられる、上記各論理ページについて、それらの回復すべきデータが格納されている前記2次記憶上の物理ページの位置情報が設定されているページテーブルの内容を記憶する2次記憶上のバックアップ版ページテーブル管理テーブル(5)と、該2次記憶上の未使用の物理ページを管理する空き物理ページ管理手段(6)と、トランザクションの実行によりある論理ページのデータ更新が行われる際、まず、前記カレント版ページテーブル管理テーブル(3)をアクセスし、該論理ページに対応する物理ページの位置情報を有するページテーブルをに対してシャドウページテーブルが存在しない場合には、該空き物理ページ管理手段(6)の管理情報を参照して、現時点で未使用の物理ページを獲得し、該物理ページにそれまでの最新ページテーブルの内容をコピーして、これを上記論理ページ用の最新ページテーブルとして、またそれまでの最新ページテーブルをシャドウページテーブルとして前記カレント版ページテーブル管理テーブル(3)に登録すると共に、上記新たに獲得した物理ページを前記空き物理ページ管理手段(6)に使用中として設定し、次に該カレント版ページテーブル管理テーブル(3)の管理情報に基づきカレント版ページテーブル(2)内の上記論理ページに対応する物理ページの位置情報を調べ、該位置情報により上記論理ページに対応するシャドウ物理ページが存在しない場合には、前記空き物理ページ管理手段(6)の管理情報を参照して、前記データベース記憶手段(1)から現時点で未使用の物理ページを獲得し、該物理ページを上記論理ページの最新物理ページとして上記カレント版ページテーブル(2)に登録する第1の更新手段(7)と、該第1の更新手段(7)によって更新された後のカレント版ページテーブル(2)を参照して、該カレント版ページテーブル(2)に登録されている上記データ更新すべき論理ページに対応する最新物理ページに該論理ページの更新後の内容を書き出し、その後該カレント版ページテーブル(2)の上記論理ページに対応するシャドウページを指す位置情報を上記最新物理ページを指すように変更する第2の更新手段(8)と、前記空き物理ページ管理手段(6)に該シャドウページを未使用として設定する第3の更新手段(9)と、前記主記憶上のカレント版ページテーブル管理テーブル(3)の内容を現在の最新ページテーブルのみを有効とするように変更し、この変更後の内容を前記2次記憶上のバックアップ版ページテーブル管理テーブル(5)に反映させると共に、前記主記憶上のカレント版ページテーブル(2)の内容を、前記2次記憶上のバックアップ版ページテーブル(4)に反映させるチェックポイント処理手段(10)と、を有することを特徴とするデータベース管理方式。
IPC (2件):
G06F 12/00 518 ,  G06F 12/00 531

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