特許
J-GLOBAL ID:200903026725391395

湿式多板クラッチ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊藤 進
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-364151
公開番号(公開出願番号):特開2004-197777
出願日: 2002年12月16日
公開日(公表日): 2004年07月15日
要約:
【課題】クラッチハブの外壁面に沿って飛散する潤滑油を捕捉してクラッチハブ内に導き、各摩擦摺接部材の摺動面の潤滑効率を高める。【解決手段】クラッチハブ12の外壁面12dの軸芯を中心とする2つの円周上に内周側切起し部25と外周側切起し部26とを所定間隔毎に形成し、各切起し部26,25の切り口26a,25aを軸芯方向へ指向させた状態で切り起すと共に、図2に示すように、隣接する内周側切起し部25間に、外周側切起し部26を臨ませ、且つ外周側切起し部26の切り口26aの両端を、互いに隣接する内周側切起し部25の切り口25aの端部にオーバラップさせる。その結果、外側面12dに沿って遠心力により拡散される潤滑油は、内周側切起し部25の切り口25aにて捕捉され、又隣接する内周側切起し部25間を抜けて拡散する潤滑油は外周側切起し部26の切り口26aにて捕捉されて、クラッチハブ12内に導かれる。【選択図】図1
請求項(抜粋):
同軸上に配設されたクラッチハブとクラッチドラムとの間に、内周を上記クラッチハブに支持する一方の摩擦摺接部材と外周を上記クラッチドラムに支持する他方の摩擦摺接部材とが交互に配設され、 上記クラッチハブの上記一方の摩擦摺接部材を支持する外周面に通油ポートが穿設されており、 上記各摩擦摺接部材の摺動面に対し軸芯方向から上記通油ポートを経て潤滑油を供給する湿式多板クラッチにおいて、 上記クラッチハブの側壁面の軸芯を中心とする円周上に沿って複数の切起し部を所定間隔毎に形成すると共に、該切起し部の切り口を上記外周面の延出方向と反対方向へ切り起すと共に軸芯方向へ向けて開口させたことを特徴とする湿式多板クラッチ。
IPC (5件):
F16D13/60 ,  F16D13/72 ,  F16D13/74 ,  F16D25/0638 ,  F16D25/12
FI (5件):
F16D13/60 A ,  F16D13/72 B ,  F16D13/74 A ,  F16D25/12 C ,  F16D25/063 K
Fターム (12件):
3J056AA60 ,  3J056BA05 ,  3J056BE13 ,  3J056BE23 ,  3J056CD01 ,  3J056GA12 ,  3J057AA04 ,  3J057BB04 ,  3J057CA01 ,  3J057EE05 ,  3J057HH02 ,  3J057JJ04

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