特許
J-GLOBAL ID:200903026753648377
騒音キャンセル方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
斉藤 千幹
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-044621
公開番号(公開出願番号):特開平7-253790
出願日: 1994年03月16日
公開日(公表日): 1995年10月03日
要約:
【要約】【目的】 騒音キャンセル動作と並行してキャンセル音伝搬系の伝達関数を同定し、該伝達関数を信号処理フィルタに設定することにより騒音キャンセルシステムの性能の向上を図る【構成】 スピーカ23から観測点(エラーマイク24)までのキャンセル音伝搬系が、参照信号発生部21と適応フィルタ22b間に存在するものとして騒音キャンセルシステム20を近似する。騒音キャンセル動作時、かかる近似システムに基づいて伝達関数演算処理部30は参照信号xnとエラー信号enと適応フィルタ係数wnを用いて騒音キャンセルシステムにおけるキャンセル音伝搬系の伝達関数を演算し、該伝達関数を信号処理フィルタ22cに設定して適応信号処理により騒音をキャンセルする。
請求項(抜粋):
騒音キャンセル点における騒音をキャンセルするキャンセル音を出力するキャンセル音発生部、騒音キャンセル点における騒音とキャンセル音の合成音であるエラー信号を検出するセンサ、騒音源から発生する騒音に応じた参照信号を発生する参照信号発生部、キャンセル音発生部からセンサまでのキャンセル音伝搬系における伝搬特性を参照信号に畳み込んで信号処理用の参照信号を生成する信号処理フィルタ、参照信号発生部から出力される参照信号に所定のフィルタリング処理を施して騒音キャンセル信号を発生してキャンセル音発生部に入力する適応フィルタ、エラー信号と信号処理用参照信号を用いて騒音キャンセル点における騒音をキャンセルするように適応フィルタの係数を決定する適応信号処理部とを備えた騒音キャンセルシステムにおける騒音キャンセル方法において、キャンセル音伝搬系が参照信号発生部と適応フィルタ間に存在するものとして騒音キャンセルシステムを近似し、参照信号とエラー信号の相関を演算し、該相関と適応フィルタ係数との組合せを求め、これら相関値と適応フィルタ係数値とを用いて、参照信号と近似システムにおけるキャンセル音伝搬系出力との相関を算出し、又、参照信号の自己相関を演算し、前記参照信号とキャンセル音伝搬系出力との相関値と、前記参照信号の自己相関値とを用いて騒音キャンセルシステムにおけるキャンセル音伝搬系の伝達関数を演算し、該伝達関数を騒音キャンセルシステムにおける信号処理フィルタに設定して騒音をキャンセルする騒音キャンセル方法。
IPC (3件):
G10K 11/178
, F01N 1/00
, H03H 21/00
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